【インドネシア】西カリマンタン州、シンカワン空港が完工[運輸]

ジョコ大統領が完工を宣言したシンカワン空港(運輸省提供)

インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は20日、西カリマンタン州シンカワン市で、シンカワン空港の完工を宣言した。4月の開港を予定する。同州ポンティアナックのスパディオ国際空港の代替空港として、シンカワン市の物流の改善や経済発展に貢献することが期待される。

事業費は4,270億ルピア(約41億円)。国家予算から2,720億ルピア、民間企業8社が1,550億ルピアを、それぞれ拠出した。

滑走路の長さは2,000メートルでエアバスA320の離着陸が可能。8,000平方メートルの旅客ターミナルと312平方メートルの貨物ターミナルを備える。

■カリマンタン2空港を改修

運輸省は、カリマンタン地域の接続性向上に向け、既存の空港の改修も進める。

ブディ運輸相は19日、西カリマンタン州のラハディ・ウスマン空港について、2024年に200億ルピアを投じて改修工事を行う計画を明らかにした。同空港は現在、ポンティアナックと中ジャワ州スマランとの定期便が就航している。

このほか、首都ジャカルタ、スマラン、東ジャワ州スラバヤとの間で定期便が運航している中カリマンタン州パンカランブンのイスカンダル空港についても今後、旅客ターミナルと駐車場の改修を行うと明らかにした。

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