【ミャンマー】貧困削減ワークショップ、中メコン協力で[経済]

ミャンマーの首都ネピドーのホテルで19日、中国とメコン川流域諸国の協力枠組み「瀾滄江—メコン川協力(LMC)」の特別基金を利用した貧困削減や浄水事業などに関するワークショップが開かれた。20日付国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが伝えた。

ミャンマー国軍の統制下にある協同組合・地方開発省の地方開発局が主催した。国軍が同省の副大臣に指名したミンソー氏はあいさつで、同省は都市部と農村部の貧富の格差是正、貧困削減の実現に取り組んでいると強調した。

同省は2022年、LMC特別基金を利用し、中部バゴー地域で貧困緩和モデル村の設立、同エヤワディ地域の農村3カ所で浄水・給水の事業をそれぞれ開始した。954世帯の約4,270人がこれらの事業の恩恵を受けられる見込みとなっている。

ワークショップには在ミャンマー中国大使館関係者、関係省庁の職員、企業関係者、住民代表者らが参加した。

18日から7回目となるLMC週間が始まった。陳海・駐ミャンマー中国大使は20日付国営紙が掲載した寄稿文で、LMCの枠組みでの中国からミャンマーへの支援について説明。同大使館関係者は過去1年間に、LMC関連事業の活動に40回超参加したと成果を強調した。

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