マレーシア投資貿易産業省は20日、ドイツとフランスへの貿易投資使節団で460億リンギ(約1兆4,700億円)の潜在的投資を確保したと発表した。
使節団は、ドイツの半導体大手のXファブ・シリコン・ファウンドリーズ、同インフィニオンテクノロジーズ、ベルギーの半導体大手メレキシス・テクノロジーズ、欧州航空機大手エアバス、ドイツの特殊ガラスメーカーのショットなどの企業関係者と会談した。
マレーシアのザフルル・アブドゥル・アジズ投資貿易産業相は、これら企業がマレーシアでの投資計画を共有し、戦略的パートナーシップの確立に関心を示したと説明。「マレーシアへの技術移転と高度人材の雇用創出が期待されている」と述べた。
また、投資貿易産業省は24億リンギの潜在的輸出機会も創出した。輸出に関しては、エアバスやドイツ鉄道、航空宇宙関連事業を展開するサフラン・グループなどと会合を持った。
ザフルル氏が率いる使節団は、11~19日にドイツのベルリンとハンブルク、フランスのパリを訪問した。アンワル・イブラヒム首相も同時期にドイツを訪問した。