断食法のインターミッテント・ファスティング、心臓病のリスク上昇の危険性 

インターミッテント・ファスティング(断続的断食法)に心臓病のリスクが上がる危険性があるという。1日の特定の時間のみに食事を取るダイエット法はヒュー・ジャックマンやジェニファー・アニストンなどセレブリティにも人気で話題となっているものの、心臓発作や脳卒中で死亡する可能性が上がることが示唆された。

アメリカに住む約2万人の成人を対象にした研究で、1日の16時間を断食し残り8時間で食事を取る人々は1日の12時間から16時間の中で食事を分けながら取る人々に比べ心臓発作と脳卒中で死亡する確率がほぼ2倍となることが判明した。

同研究を実施した上海交通大学のヴィクター・ゾン博士はこう話す。「時間を制限しながら食事をする人々が心臓病で亡くなりやすいことがわかり驚いています」「この種類のダイエットは効果がすぐに表れやすいことから人気となっていますが、私たちの研究は短い時間内での食事が、長生きと相関関係にないことを明確に示しています」「8時間の中での食事と心血管疾患による死亡リスクの上昇に繋がりがあることを患者の皆さんは意識しておくことが重要です」

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