犬猫の生涯必要経費についてもご紹介
思いやりが伝わる「猫ちゃんとお父さん」のワンシーンが、Instagramで注目を集めています。
投稿したのは、Instagramユーザーの「@mike_noritama」さん。
投稿には2024年3月12日時点で6100件を超えるいいねが集まりといったコメントが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、犬猫の生涯必要経費についてもご紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
お父さんの「ポンポン」が大好きだという猫ちゃん
「ハンドクリームを塗ったことを気にしながらぽんぽんする父」というコメントとともに投稿されたのは、1本の動画でした。
そこに写っているのは、元保護猫の「ミケ」ちゃんとお父さん。ミケちゃんはお父さんに背中をポンポンしてもらうのが大好きだといいます。
この日もいつものように、お父さんの前に座って「ポンポンのおねだり」をしていた様子のミケちゃん。
お父さんは声を掛けながら、ミケちゃんをポンポンしています。その手つきからは優しさが伝わり、ミケちゃんも気持ち良さそうですね。
そんなお父さんでしたが、ハンドクリームを塗ったことを思い出して、心配しているようです。「毛が脂っぽくなるんじゃないか……」と一旦手を離しました。
犬や猫を飼うために必要な「生涯必要経費」
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
犬や猫を飼うためには、フードや医療費はもちろんのこと、予防接種費、去勢手術の費など、多くの経費を必要とします。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」の結果を元に、犬、猫それぞれの「生涯必要経費」はいったいどのくらいなのか、2021年から2023年のデータをご紹介します。
犬の生涯必要経費は、個体差には大きく左右されない結果に
まずは、犬の生涯必要経費を見ていきましょう。
犬の大きさ別にそれぞれご紹介します。
※()内は平均寿命
※ 犬の年齢ごとに算出した平均支出金額を平均寿命まで足しあげることにより算出
【2021年】生涯必要経費
犬全体:244万8784円(14.65歳)
- 超小型:253万2347円(15.30歳)
- 小型:217万3910円(14.05歳)
- 中型・大型:231万7006円(13.52歳)
【2022年】生涯必要経費
犬全体:251万7524円(14.7歳)
- 超小型:246万8346円(15.31歳)
- 小型:246万133円(14.28歳)
- 中型・大型:305万5401円(13.81歳)
【2023年】生涯必要経費
犬全体:244万6068円(14.62歳)
- 超小型:255万4012円(15.07歳)
- 小型:238万2200円(14.29歳)
- 中型・大型:¥255万9186円(13.86歳)
2023年の中型、大型犬の飼育費用は昨年を下回っています。
特に大型犬の飼育費用は、昨年より約50万円も下回る結果となりました。
続いて、猫の生涯必要経費を見ていきましょう。
猫の生涯必要経費は、内猫と外猫で30万円の差がある
猫の生涯必要経費も見ていきましょう。
内猫(主に室内で飼育)、外猫(主に屋外で飼育)別にそれぞれご紹介します。
※()内は平均寿命
※ 猫の年齢ごとに算出した平均支出金額を平均寿命まで足しあげることにより算出
【2021年】生涯必要経費
猫全体:153万5678円(15.66歳)
- 外に出る:136万2622円(13.75歳)
- 外に出ない:168万8932円(16.22歳)
【2022年】生涯必要経費
猫全体:131万6467円(15.62歳)
- 外に出る:132万3874円(14.24歳)
- 外に出ない:130万1776円(16.02歳)
【2023年】生涯必要経費
猫全体:149万8728円(15.79歳)
- 外に出る:124万9906円( 14.18歳)
- 外に出ない:153万4047円(16.25歳)
2023年のデータでは、内猫と外猫で、生涯必要経費に30万円近くの大きな開きがみられました。
犬や猫を飼育するには、少なくない費用がかかることを自覚する
ペットを飼育するには、猫で約150万円、犬で244万円と、決して少なくない費用がかかることがわかりました。
迎え入れた家族同然のペットを、その寿命まで飼育するには責任が伴います。
本当に飼い続けられるか、ペットを飼う前によく考えることが重要ですね。
しばらくすると、手にティッシュを巻きはじめるお父さん
動画では終始ポンポンを待っている様子のミケちゃん。お父さんはしばらくすると、手にティッシュを巻いてミケちゃんをポンポンし始めました……!
ミケちゃんの表情はとっても気持ち良さそうで、ウットリしているのがわかります。
愛情深くて優しいお父さんのことが、心から大好きなのでしょうね……!
「野良の方が良かったと思われないように」愛を注いでいる
現在はお家暮らしを満喫しているミケちゃんですが、保護される前は公園で暮らしていたそうです。2021年8月に、保健所に連れて行かれそうだったところを@mike_noritamaさんが保護しました。
@mike_noritamaさんはミケちゃんの保護について「命を預かる責任と向き合い、ミケちゃんを保護することを決心した」といいます。
絶対に幸せにするという覚悟を決めて「野良の方が良かったなと思われないように」と、毎日愛を注いでいるそうです。
ミケちゃんの落ち着いた佇まいや、愛情あふれる家族の様子からも、ミケちゃんがいかに大切にされているかが伝わってきますね。
お父さんの思いやりが伝わる映像は、Instagramを通して大勢を癒したようです。
ポストには「優しすぎませんか(涙)」「お父様の優しい気持ちに癒されました」「愛に溢れてる」といったコメントが続出しています。
とても優しい性格で、急に怒ったりすることもないといいます
――出会いのエピソードを教えてください。
およそ一年間、野良猫生活をしていましたが、保健所に引き取られる前に保護しました。
――お名前の由来はありますか?
三毛猫なのでそのままミケです。
――普段はどのような子ですか?
野良猫時代からそうでしたが、すごく優しい性格で甘えん坊で少し鈍臭いところがあるのがミケの特徴だと思います。
イタズラすることもないですし、急に怒ったりすることもありません。
しつこく撫でても嫌になったら怒ったりせず、自分からスッとその場を立ち去る感じです。野良時代は他の野良猫から危害を加えられてもやり返したりすることはなかったです。
――自慢のポイントは何ですか?
これは顔も性格も全てですが、三毛柄がとっても美しいのと毛並みもすごく綺麗なところです。
野良猫だったのにすごく優しい性格、そして三毛柄の美しさ、ムスッとした表情のなんともいえない可愛さです。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @mike_noritama
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」