「大谷グラブ」でゲーム楽しむ 富山県小矢部市・石動高野球部、児童向けにイベント企画

大谷選手から贈られたグラブをはめ、ボールを投げる児童=石動高校

 石動高校野球部は20日、富山県小矢部市西町の同校で、米大リーグの大谷翔平選手から全国の小学校に贈られたグラブを使い、イベントを開いた。市内の小学1、2年生34人がアトラクションを通して野球の魅力に触れた。

 同校が今年、創立100周年を迎えたことを記念して企画し、野球部員21人が運営を担った。大谷選手から市内5小学校に届いた計15個のグラブを活用した。

 子どもたちはグラブをはめ、9枚のパネルにボールを当てる「ストラックアウト」や網にボールを投げ入れるゲームにチャレンジ。棒の上に置いた球をバットで打つ「ティーボール」にも取り組んだ。

 同市蟹谷小1年の川本泰介君は「初めてグラブに触った。上手に投げられて楽しい」と満足げ。野球部の宮田幸和(こな)主将(2年)は「子どもたちの笑った顔が見られてうれしい」と話した。

勢いよくボールを投げ込む
高校生のアドバイスを受けながらゲームを楽しんだ
ティーボールも楽しんだ
石動高創立100周年を記念するパネルの前で記念撮影する児童と保護者

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