大谷翔平「まず体調が良いのが1番」2安打1打点のドジャースデビュー

「まず体調が良いのが1番かなと思うので、今日こうやって試合に最後まで出られて終わったのいうのが、術後の経過として、そういうスタートが切れたっていうのが1番良かった事じゃないかなと思います」。

ドジャースの大谷翔平は20日のパドレスとの開幕戦、5打数2安打1打点の好スタートを切った。

今オフドジャースに移籍した大谷は「緊張感はありましたけど、ピッチャーの方がやっぱり緊張するので、それは変わらないですしそれに比べてリラックスしながら入れたんじゃないかなと思います」と、『2番・指名打者』で先発出場。

パドレスの先発投手はダルビッシュ有。日米で1度も対戦がなく、今回が初めての対決。0-0の初回無死一塁の第1打席は遊ゴロに倒れたが、0-0の3回二死走者なしの第2打席はライト前に弾き返し、移籍後初安打をマーク。ダルビッシュとのこの日の対決は2打数1安打だった。

大谷はダルビッシュとの対戦について「1球1球気合いが入っていたと思いますし、素晴らしい球が来ていたのでどちらも追い込まれた打席で僕の方は苦しい打席でしたけど、なんとかまず1本出て良かったかなと思います」と振り返った。

大谷は4-2の8回一死一、二塁の第5打席、サウスポー・モレホンのインコースのシンカーを詰まりながらもレフト前に、移籍後初打点となる適時打。しかし、続くフリーマンの右飛で二塁ベースを越えていた大谷は慌てて一塁へ戻るも、二塁ベースに触れずに一塁へ戻ってしまいアウトとなった。

大谷はこの走塁ミスに「あれは完全に僕のミスなので、僕の中では越さずにタッチして帰ってきたつもりだったんですけど、判定が越しているという事だったのでそこら辺はまた反省しながらやりたいなと思います」と反省した。

ドジャースは1点を追う8回に大谷の適時打など4点を奪い逆転勝ち。大谷は打線について「もっともっと点の入るシチュエーション、例えばムーキーが出た後の僕がもう少し繋いでいたらとか、スコアリングポジションでもう一本出ていれば、より良い得点の仕方があったんじゃないかと思うので、どこのラインナップの順番みても、どこからでも点が入る雰囲気を持っているので自分としても心強いなと思います」と語った。

21日は山本由伸が先発する。大谷は山本に「(送った言葉は)ないですね。まあ本人もあまり緊張しなさそうなタイプなので、リラックスして入れると思いますし、今日勝ったのでそれもまたリラックスして入れる一つの要因じゃないかなと思います。早い回で援護出来れば良いんじゃないかなと思います」とエールを送った。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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