縁結び『出雲大社』 知っておきたい参拝方法 ご利益アップのための「砂交換」とは?

縁結びで有名な「出雲大社」(島根県出雲市)

縁結びで有名な「出雲大社」(島根県出雲市)。実は、ご利益を最大限に受けるための参拝方法があることをご存じでしょうか?

【写真7枚】出雲大社でのご利益アップ! 御砂交換をする「素鵞社(そがのやしろ)」

島根県の観光大使を務めるシンガーソングライターの近藤夏子さんが、自身のラジオ番組でおすすめの参拝方法について話しました。

近藤さんが「ご利益をたくさん授かることができる」と話すイチオシの参拝方法が、出雲大社の「素鵞社(そがのやしろ)」で神の御砂(おすな)を授かるという方法。御砂を授かるには、出雲大社に行く前に「稲佐の浜(いなさのはま)」(島根県出雲市)を訪れる必要があります。

一般的に、旧暦の10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれていますが、神様が集まってくる出雲では、古くから「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。

稲佐の浜は、神在月に全国から集まった神様たちをお迎えする場所で、神話の舞台としても広く知られている観光スポットです。

稲佐の浜で砂をいただいたあとに出雲大社を参拝し、素鵞社にお納めします。砂を採る際にもポイントがあるようで、近藤さんいわく、「波が寄せて来たときに砂をすくうのが良い」とされているのだとか。

ちなみに、稲佐の浜を訪れる際は、砂を入れるための容器やビニール袋を用意していくのがおすすめです。

出雲大社へは正門から入り、拝殿などを順に参拝したのち、御本殿の真後ろに位置する素鵞社で御砂を交換します。このとき、自分が持ってきた砂よりも少ない量を持ち帰るのがマナーとされています。

持ち帰った砂は、家の四隅に置いたり、自宅の敷地・周辺にまくと邪気を払い幸福を招いてくれるといわれています。ほかに、小瓶に入れて部屋に置いたり、持ち歩いたりしても良いそうです。

出雲大社の参拝方法はさまざまですが、意外と知られていない素鵞社での御砂交換。せっかく出雲大社へ参拝するなら、砂を取りに稲佐の浜まで足を延ばしてみてはもいいのではないでしょうか。

※ラジオ関西『Clip月曜日』より

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