創立150周年記念にシダレザクラ 児童は開花心待ち 京都・亀岡市の小学校

薭田野小の校門横に植樹されたシダレザクラ(亀岡市薭田野町)

 亀岡市薭田野町の薭田野小で、創立150周年を記念して校門横にシダレザクラが植樹された。費用は住民らの寄付で賄い、児童は開花を心待ちにしている。

 日本初の学校制度「学制」が1872年に公布され、同小は翌73年に「佐伯校」として開校した。

 植樹は、同町自治会や青少年育成協議会などでつくる記念事業の実行委員会が企画。町民や地元企業に寄付を呼びかけ、1月末に校門の東側に植えた。植樹に合わせ、目立たない場所にあった二宮金次郎像をシダレザクラの隣に移設した。

 今月8日に記念式典が行われた。各学年の児童代表がテープカットし、児童会本部の6年生3人がじょうろで水をあげた。竹岡敏自治会長は「卒業式の時期には、きれいに咲いてくれるのではないか」と話していた。

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