JIPDECとJDPOA「個人情報保護力量検定」創設、4/8 から受験可

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)と一般社団法人日本DPO協会(JDPOA)は3月13日、日本の個人情報・プライバシー保護人材の育成のための検定試験及び教育制度の創設を発表した。

今回創設された「個人情報保護力量検定」では、個人情報・プライバシー保護の力量を測る検定試験及び教育研修プログラムとして、学生や実務担当者などが、個人情報・プライバシー保護及び個人情報の取扱いの実務に携わる上で必要とされる知識の習得を検定する「スタンダード」と、個人情報保護管理者、個人情報保護監査責任者を担える力量を備えていることを検定する「エキスパート」を用意している。

検定試験の試験範囲はJDPOA発行の「個人情報保護力量検定教科書」と日本規格協会から出版されている「個人情報保護マネジメントシステム導入・実践ガイドブック(JIS Q 15001:2023)-PマークにおけるPMS構築・運用指針対応-」の2冊の教科書からとなる。「個人情報保護力量検定教科書」は3月13日午前11時より2,970円で販売される。

検定試験は2024年4月8日から開始で、全国350か所のCBT(Computer Based Test)テストセンター毎日受験可能となっている。スタンダード・エキスパートともに出題範囲は全50問で制限時間は100分間、受験料は一般 11,990円、学生 9,990円。

また、教育制度については、検定試験の準備のための教育研修プログラムを提供する教育事業者を認定する。JDPOAでは、同協会認定の教育プログラム研修を提供する認定教育事業者を募集している。

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