欧州人が2024年の旅行目的地として中国を検討すべき理由―仏メディア

環球時報によると、フランスのリヨンに本拠を置くニュース専門放送局のユーロニュースは18日、「欧州人が2024年の旅行目的地として中国を検討すべき理由」とする記事を配信した。写真は北京の公園。

中国メディアの環球時報によると、フランスのリヨンに本拠を置くニュース専門放送局のユーロニュースは18日、「欧州人が2024年の旅行目的地として中国を検討すべき理由」とする記事を配信した。

記事はまず、「中国は、より多くの人々がビジネスや観光で同国を訪れることを奨励しており、最近新たに欧州のいくつかの国をビザ免除のリストに追加した」とし、「文化、料理、未来都市が満載の今こそ、今年の忘れられない休暇を過ごすために中国を訪れる時期だ」と伝えた。

記事は「北京、上海、深センなどのダイナミックな大都市は、イノベーション、商業、文化の中心地となっている」とし、中国最大の都市であり、世界の金融の中心地でもある上海について「そびえ立つ高層ビルや、近代的なショップ、伝統的な市場がひしめくネオン輝く通りを特徴とするその未来的なスカイラインを訪れる価値がある。市内には多くの博物館やギャラリーもあり、中国の現代美術や文化について学ぶこともできる」と紹介した。

グルメに関しては「今年は、中国の多様な郷土料理を巡る風味豊かな料理の旅に出かけてみよう」とし、「北京では、鴨のローストの柔らかいスライス、四川では麻婆豆腐や火鍋などの刺激的な料理、西安では有名な手延べ麺と風味豊かな羊肉の串焼き、広東料理発祥の地である広州では点心を満喫できる」とした。

「中国の見逃せない文化遺産」については、「中国は、古代の文化や言語と印象的な文化遺産が融合した未来的なインフラが見事に交わった場所だ」とし、「かつて皇帝の独占的領域であった北京の紫禁城を探索し、僧侶たちが何世紀にもわたって武道の修行に励んできた少林寺を訪れ、龍舞を観賞し、伝統劇の公演にも足を運んでみよう」と伝えた。

「中国で見るべき自然」については、「中国は、自然愛好家にとって発見を待っている楽園だ」とし、「雪を頂いたヒマラヤ山脈の頂上から南部の緑豊かな森林まで、この国の多様な風景は、スリル満点のアウトドアアドベンチャーを数多く提供している。名高いシルクロードに沿ってかつてラクダの隊商が砂漠を横断した古代の交易路を旅してみよう。ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』のモデルとなった張家界国家森林公園や、風変わりな野生動物を観察できる雲南にも行ってみよう」と紹介した。

記事はまた、中国の高速鉄道にも言及。「人々の移動方法に革命をもたらし、乗客に便利で効率的かつ快適な交通手段を提供している。最先端の鉄道は相互接続された現代社会の基礎を築いた。北京、上海、広州などの大都市から、西安、成都、杭州などの歴史的な都市まで、乗客は迅速かつ効率的に国を横断し、多様な風景、文化、観光スポットを探索できる」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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