勝みなみの“秘密兵器”は新たなチームスタッフ 日米で初帯同

勝みなみが1月以来の再渡米で”持ち込んだ”のは…(撮影/桂川洋一)

◇米国女子◇ファーヒルズ朴セリ選手権 事前情報(20日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6447yd(パー71)

粘り気のあるラフからのショット対策として、今週はロングアイアンをウッド型UT(5番、6番/ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド)にスイッチするプランがある。

そして勝みなみが、今回の再渡米にあたってコースに“持ち込んだ”のは新しいクラブだけではない。頼もしいサポートスタッフが遠征に加わってくれた。

熊山陽香氏は都内のジムでアスリートを指導する女性トレーナー。身体を鍛えることに熱心な勝は、2019年の夏場から指導を仰いでいたが、ツアー会場に帯同させることは日本国内でも皆無だった。

米ツアーは今季が2年目。「日本では毎週(試合が終われば拠点に)帰れるんですけど。やっぱり米国は移動も大変。体にいろいろ痛みが出たときもあったので、今回試しに…というところで。スタートが朝早かったりするので、そういう時にマッサージもしてもらったり」と母・久美さんとの小さなチームに変化をつけた。

プロアマ戦で渋野日向子(右)と(撮影/桂川洋一)

ロサンゼルス市街地の南にある18ホールは地形のアップダウンが、ツアーでも一、二を争うほど激しい。勝は前年大会、最終日に「63」をマークして7位に入り、序盤戦で弾みをつけた。「回りやすいと思いますし、風が穏やかであればスコアの伸ばし合いになる」

ハードなのはやはりまずコースの上り下り。「結構、体力勝負」の戦いを予想するからこそ、信頼できるトレーナーの存在は心強い。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/桂川洋一)

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