NTTソノリティが最先端の音響技術を活かして“不快な音”を聞くイベントを開催

NTTソノリティ株式会社は3月20日(水)~24日(日)の期間で、東京・原宿にて音響XRイベント「不快ミュージアム by nwm×NTT」(以下、「不快ミュージアム」)を開催する。

NTTソノリティは最先端の音響技術を活用して、NTTグループ初のコンシューマー音響ブランド「nwm」を立ち上げ、耳スピーカー(イヤホン)の「耳スピ」などの商品を世に送り出している。

NTTソノリティの坂井博代表取締役社長によると、今回の不快ミュージアムは耳スピの魅力を感じてもらうために満を持して開催することになったタッチポイントイベントであるという。

イベントの内容を検討する中で聴覚を刺激する音を追求した結果、あえて不快な音を選んだ音響XRイベントになったとのことだった。

会場となった「UNKNOWN HARAJUKU」に入ると、耳スピと位置情報を取得するためのスマートフォンを渡される。これらのデバイスによってイベント参加者は、様々なタイプの不快な音を聞くことができるのだ。

入口のすぐ近くにある展示物は、座ると音声が耳スピから聞こえるという仕組みのもの。「みんな黒板に注目!」「アイドルはきっと出さない音」「ピアノコンクール3318位」などと書かれたテキストから、どういう不快な音が流れるのかを予想するのも楽しい展示コンテンツだ。

その隣のスペースには、美術館のようにパネルが飾られていて、その前に立つと様々な不快な音が耳スピから聞こえてくる。ここでは、今回のイベントの館長を務める俳優の磯村勇斗さんが自身の声を使って表現した不快な音も聞くことができる。普段の磯村さんからは聞くことができないような声だが、最初に磯村さんが用意した音声は担当マネージャーから「不快すぎる」とNGが出たとのことで、これでもまだマイルドなバージョンなのだとか。

今回の展示コンテンツの中でも、NTTソノリティとして特に力が入っているのが「夏の襲来」。蚊の羽音や花火の音などいかにも夏を感じさせる様々な音を体感できるが、耳スピだけでなく会場に設置された8つのサラウンドスピーカーからも音が流れていて、両者が連動することで立体的に音を味わうことができ、不快な蚊の羽音もよりリアルに迫りくるものになっている。

こうした展示コンテンツのほか、自分自身の声を不快音に変換できる体験コーナー「みんなでつくる不快音ミュージアム」なども用意されている。

不快ミュージアムの開催日は3月20日(水)~24日(日)。営業時間について、平日は12時~20時(最終入場は19時45分)、土日は10時~20時(最終入場は19時45分)。会場はUNKNOWN HARAJUKU(東京都渋谷区神宮前6-5-10)。入場料は無料。予約優先で、予約サイト( https://fukai-museum.rsvsys.jp )から予約できる。

不快ミュージアムの開催期間中は、WITH HARAJUKU(東京都渋谷区神宮前1-14-30)の1階でサテライト展示も行なわれる。

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