韓国最大野党、総選挙を厳しい状況と分析…「153議席確保は希望に過ぎない」

韓国最大野党「共に民主党」が4月に行われる総選挙の情勢について、「151議席を依然として最大の希望目標としているが、地域区と比例代表を含めて第一党の確保が非常に厳しい状況だ」と分析した。

同党のキム・ミンソク(金民錫)状況室長は19日、ソウル・ヨイド(汝矣島)の党本部で開かれた選挙対策委員会本部長団会議に出席し、「常任選挙対策委員長による深い分析と討論があった。最近、党が130議席、140議席に比例代表議席を加えて最大153議席まで見通すと報道された希望値は、最大の希望に過ぎないと判断している」と述べた。先日、同党は地域区で130~140議席、比例代表で13議席以上を獲得し、合計153議席まで可能だとの見通しを示していた。

しかし、金氏は「現在の情勢は流動的で緊迫した互角の戦いが続いている。国会まで尹政権に渡すことはできない。政権審判を望む国民に支援をお願いしたい」と強調した。

また、「常任選挙対策委員長3人が月曜日、水曜日、金曜日に会議を行っている。現場での会議を含め、全国での遊説で忙しい状況を考慮し、毎日状況説明を行うことにした。明日(20日)から実施する」と述べた。

その上で、「尹大統領と与党代表のハン・ドンフン(韓東勲)非常対策委員長は、ドアスティッピング(略式会見)の質疑応答を中断した。国民の口をふさぎ、耳までふさぐ状況だが、私たちが国民とコミュニケーションを取りながら審判の日を準備する」と付け加えた。

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