ロボットアニメになぜ旧阿仁合小が!?校舎にそっくりな建物が登場 制作会社「参考にした可能性も…」

 改修工事を経て、4月から義務教育学校阿仁学園の校舎として使用される秋田県北秋田市の旧阿仁合小学校。「この校舎とそっくりな建物をアニメで見た。阿仁合小がモデルなのではないか。調べてほしい」―。「こちらさきがけ特報班(さきとく)」に、学園に通う児童からそんな情報が寄せられた。百聞は一見にしかず。早速、アニメのDVDを入手し、登場シーンを見てみると確かに似ている。真相を調べてみた。(鷹巣支局・石塚佳治)

 このアニメは、2018年にTBS系列で放送された「新幹線変形ロボ シンカリオン」。子どもたちが新幹線から変形した巨大ロボットの運転士となり、敵に立ち向かうロボットアニメだ。4月からは新シリーズの放送も予定しているという。

 男鹿アキタという本県出身キャラクターも登場。阿仁マタギの祖父を持つビームライフルが得意な小学生という設定で、秋田新幹線こまちが変形したロボットを操縦する。

 旧阿仁合小とおぼしき建物は、アニメ第4話「撃て!!シンカリオン E6こまち」で見ることができる。埼玉で暮らす主人公の自宅に出向いた男鹿アキタが、雪深い郷里を回想するシーンで、ビームライフルの練習場所として描かれている。

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