明治安田J2第5節(20日・ニンジニアスタジアムほか=10試合)V・ファーレン長崎は愛媛を2-1で下して3連勝を飾った。通算3勝1分け1敗、勝ち点10で4位に浮上した。
V長崎は前半27分、飯尾のクロスからゴール前に浮いたボールを、マテウスがオーバーヘッド気味に左足で蹴り込んで先制。後半26分は敵陣でボールを奪い、フアンマがロングシュートをゴール左隅にねじ込んで2-0とした。30分にカウンターから1点を失ったが、その後は田中らが体を張って愛媛の攻撃をはね返し続けた。
岡山は水戸に1-0で競り勝って首位をキープ。清水が千葉を3-1で破って2位に上がった。
第6節は24日、各地で10試合を実施。V長崎は諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で午後2時から、勝ち点で並ぶ3位甲府と対戦する。
マテウス2戦連発、フアンマ待望の初得点
V長崎はマテウスの2試合連続弾と、昨季得点王フアンマの今季リーグ戦初ゴールで3連勝。下平監督は「(開幕から)引き分け、負けと続いた中で、この3連勝は大きい。中2日のアウェー連戦という厳しい状況。最後は消耗していたが、しっかり戦ってくれた」と選手をたたえた。
6日のルヴァン杯1回戦で、延長まで120分間戦って勝った愛媛との再戦。前半27分、マテウスがアクロバティックなゴールを決めて優位に立つと、後半26分にエースが待望のゴールを豪快に突き刺した。フアンマは「勝利に貢献できたことが非常にうれしい」と笑みを浮かべた。
次節はホームに戻り、甲府との上位対決。下平監督は「3連勝した勢いをホームで発揮したい」、フアンマは「手ごわいチームだが、勝ちを持ってこられるようにしっかり戦う」と意気込んでいた。