飲食店の『まかない』を独り占め!? ウザ従業員「子どもの分も用意して!」→ ブチ切れた店長は?!

職場の人間関係は仕事を続けるうえでとても重要なポイントです。自分と合わないなと思う人ともうまく付き合って業務を進めるのが大人として当然ですが、突然モンスターみたいな同僚が入ってきたら……。今回は、知り合いから聞いた新人エピソードをご紹介します。

ftnews.jp

新しくパート仲間に加わったA子

私は30歳。子供はまだおらず、地元のレストランで昼間にパート勤務をしています。長く勤めていた先輩ママさんが辞めたので、新しく40歳くらいの女性(A子)が入ってきました。

A子は小学生の男の子のママで、私と同じく昼間のみのシフトでした。以前ファミリーレストランで働いた経験があるらしく、即戦力だとみんな期待していました。

A子の仕事ぶりは……

店長から、A子の教育係に私が指名されました。A子は、教育係が私だと聞かされると少し嫌な顔をしました。私も少し気を遣うなぁと思いましたが、仕事は仕事、きっちり指導しないとと思い一通り説明しました。

A子は最初こそ笑顔で聞いてくれましたが、途中から「そんな細かいこと別にいいんじゃない?」といった様子で、メモも取らなくなりました。このレストランはファミレスとは違い値段も高めに設定されているので、それに見合った細やかなサービスを心がけていることも説明したんですが、あまり響いていない様子。不安でしたが、仕事はそれなりにこなしてくれていました。

賄いが足りない?

昼間の営業は、ランチタイムを挟んで6時間勤務したら、賄いをいただけるシステムでした。お客さんが落ち着いたころに順番に食べる段取りになっていたんですが、A子が先に食べた時に限って用意してあったおかずが足りなくなったりして問題になったんです。

店長がA子に確認すると、なんと持参したタッパーの中におかずを詰めてロッカーに隠しているのが見つかりました。ロッカーからは、その他にも従業員が買ってきたお土産のお菓子が大量に出てきました。A子に確認すると、驚くような返答が返ってきました。

自分の考えを押し付けて反論

「従業員の土産のお菓子は、ご自由にどうぞって書いてあるから全部貰ったのよ! 文句あるなら1人1個とか書けばいいでしょ!?」

「レストランで働くんだから、賄いもらって何が悪いのよ! 材料だっていっぱいあるんだからケチケチしないでたくさん作って従業員の子供の分もよこしなさいよ! 福利厚生よ!」

店長が、賄いには規定があるので自分の分だけを食べるのが当たり前、持ち帰りは食中毒の問題もあるので絶対に禁止! お土産もみんなに買ってきてるんだから常識の範囲内でもらうのが人として当然のこと……と注意すると、エプロンを投げつけ逆ギレしてそのまま辞めていきました。

面接のときはイイ感じだったんだけどね、とうなだれる店長を囲み、しばらくみんなで放心状態になりました。賄いやお土産はいただけるだけでありがたい、と思っていたので、あまりのがめつさに驚きました。何か理由があってのことかもしれませんが、人の好意を踏みにじるようなことはやめたほうがいいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira

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