F1=FIA会長のサウジGP干渉疑惑、不正疑いなしと結論

[20日 ロイター] - 国際自動車連盟(FIA)の倫理委員会は、モハメド・ビン・スライエム会長が昨年開催された自動車レースF1のサウジアラビア・グランプリ(GP)の結果に干渉したとの疑惑について、不正の証拠はないと判断した。

サウジアラビアGPではアストンマーチンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)が3位でフィニッシュしたものの、ペナルティを科されて4位に落ちた。しかし、アストンマーチンによる再審請求の結果、スチュワードがペナルティーを撤回したため、アロンソは最終的に3位を獲得。スライエム会長はこのペナルティーを取り消すために介入したとの疑惑が浮上していた。

しかし、FIAは30日に及ぶ独立調査の結果、倫理委員会が全会一致で嫌疑不十分との結論を出したと発表。「モハメド・ビン・スライエム会長が関与したという疑惑を裏付ける証拠は一切なかった」と述べた。

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