《ジェネレーションギャップ》を感じたことはありますか?
若者言葉が生まれれば死語となった言葉もあったり、価値観・考え方でもかなり違いがありますよね
今回は、働き方に関するギャップを感じた、筆者の知人A男から聞いたお話です。
新入社員時代、がむしゃらに働いていた
私は、50代の会社員です。
最近、びっくりしたことがあったので聞いてください。
私はこれまで、仕事一筋の生活を送ってきました。
高校を卒業後、今の会社に就職してからは、毎日が仕事一色。
「簡単に休みをとるな!」
「微熱程度なら働くのが当たり前だ!」
と《根性論》が職場の共通認識だった時代。
多少具合が悪かろうが、<とにかく仕事を休んではいけない>という概念で、働いていました。
プライベートよりも仕事優先
それは結婚してからも変わらず。
妻が専業主婦として、娘の育児を頑張ってくれていました。
「それなら尚更、一家の大黒柱として稼がねば!」
と考えた私は、休みもほぼ取らず働くように。
毎日残業は当たり前。
娘の運動会も、仕事で行けませんでした。
仕事一筋の私に妻は寄り添ってくれていたものの、娘から理解は得られず。
たまの休日、家にいると
「なんでいるの!?」
と驚かれることもありました。
働き詰めたことで昇進できたものの……
しかし、働きに働いた結果、昇進していき今では部長に。
家族に金銭面では何不自由ない生活をさせてあげることができ、ほっとしていました。
あるとき、新入社員数名が私の部署に所属となったので、歓迎会を開くことに。
そこで、新入社員にも
「働けば結果は返ってくる」
「俺はこうやって昇進してきた」
と激励のつもりで伝えると……。
何とも苦い顔をしながら、まさかの反応を受けたのです!
今の若者は《仕事よりプライベート》だった!
「僕はプライベート優先したいっすね」
「私も体調少しでも優れないときには休みたいです」
「有給は旅行とかに使いたいですね」
今の若者はみんな、《仕事よりもプライベート優先》で働きたい、という考えだったのです!
唖然としていると、後輩たちもその考えに賛同している様子。
「正直A男さん働きすぎですよ」
「奥様との時間も大切にしてくださいね!」
とみんなから、逆に注意されてしまいました。
仕事への考え方が変わっていることにも驚きましたが、妻や娘との時間が思うようにとれていなかったことも事実。
そこで後輩の助言を聞き、有休をとって家族旅行に行くと、妻も娘もとっても喜んでくれていて。
これからは、プライベートの時間も大切にしようと思いました。働いて出世をしたい! という思いも大切かもしれませんが、自分のペースを守ることも大切なのかもしれませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい