神戸のシティホテル エグゼクティブフロアがリニューアル サウナ付きスイートなど新たな魅力も

スイートルーム(写真提供:神戸ポートピアホテル)

大型のシティホテルには賓客をもてなすためのエグゼクティブフロアが設けられ、それぞれに質の高いサービスを提供してきました。その1つ、神戸・ポートアイランドの神戸ポートピアホテルは、2002年に最上位クラスフロアをオープンさせていましたが、これからの時代を見据えて、このたびエグゼクティブフロアを大きくリニューアルを実施。新装されたなかで3月15日(金)から宿泊客の受け入れを始めています。はたしてどう変わったのか、早速取材してきました。

【写真】神戸ポートピアホテル、エグゼクティブフロアの様子

本館の25~28階に設けられたエグゼクティブフロア「OVAL CLUB」。この専用フロアの宿泊客は、専用ラウンジで飲食ができ、フィットネスやスパ、ミーティングルームも使い放題で、コンシェルジュも常駐しています。

同フロアの専用ラウンジのスペースが1.5倍になり、70席が用意されます。木の質感を生かした落ち着いた内装、神戸の海・山・街が一望というロケーションの中で、時間帯ごとにいろんなフード・ドリンクが無料で楽しめます。

朝食はシェフが厳選して取り寄せた食材ばかりのビュッフェ。おすすめの神戸ビーフシチュー・丹波鹿のソーセージ・白鷺サーモンのマリネのほか、釜揚げしらす・湯葉とろ・蛸の炊き込みご飯など地元食材を使った和食メニューやご飯のおともも充実しています。人気のパンコーナーもいろんな種類が用意され、生絞りマシンで作るオレンジジュースのフレッシュさにもびっくりです。

ティータイムは各種ドリンクと自慢のスイーツが勢ぞろい。また日本のおもてなし文化を体験できるお抹茶コーナーも設置されています。

夕刻はディナー前のアペリティフとしてオリジナルカクテルやオードブルを楽しみながら、素敵な夕景を眺めることができます。

では、続いて客室を見ていきましょう。今回、6室のスイートルームが新たに誕生しました。内装は「ジャパンディ」という日本と北欧をミックスさせた、いま注目の上品なスタイルで、壁には六甲の山並みが描かれています。

そして特筆すべきは浴室なんです。ひのきの薫りいっぱいのお風呂の横には、一人用のサウナが設置されていました。最高温度110℃まで設定でき、ロウリュも可能という北欧発のすぐれものを独り占めすることができるんです。

ほかにもフィットネスやプール・スパ、ミーティングルームも無料で利用できる特典がついています。なお6月30日(日)までは、このセレブリティスイートルームが誕生記念プラン(※サウナ付客室「セレブリティスイートルーム」誕生記念宿泊プラン)として、すべてのサービスと税金を含んで平日ひとり3万4500円(2名1室利用時)で利用可能となっています(※通常料金はひとり6万2500円)。予約方法など、詳細はホテルの公式サイトに掲載されています。

アフターコロナにおける富裕層訪日客や国内旅行客の増加、また2025年の大阪・関西万博を見据えての今回のリニューアルですが、都会のアーバンリゾートで、何かの記念日などに1泊だけプチぜいたくしてセレブ気分を味わうのも、貴重な体験になることでしょう。(羽川英樹)

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