ラグビーリーグワン 長崎県内で4月に初開催 相模原×トヨタ 県民特別優待も

ニュージーランド代表でトヨタの主力のSOボーデン・バレット

 ラグビーのNTTリーグワン1部の「三菱重工相模原ダイナボアーズ-トヨタヴェルブリッツ」が4月13日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場で行われる。キックオフは午後2時半。リーグワン1部の長崎県内開催は初めてで、13、14日の「第4回長崎ラグビーフェスティバル」のイベントとして実施される。
 ホストチームの相模原は1971年創部。2001年に最上位リーグへ昇格した。リーグワンへは初年度の22年に2部から参戦。1シーズンで1部昇格を果たした。昨季は各国代表選手が在籍していない唯一のチーム編成で1部に臨み、強豪相手に健闘して12チーム中10位でシーズンを終えた。
 今季は第10節(3月17日)を終えて4勝6敗の9位。黒星が先行しているが、第8節(3月3日)に昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイを34-28で下すなど、主将のSH岩村昂太、元ニュージーランド代表のナンバー8ジャクソン・ヘモポらを中心に、国内最高峰リーグで存在感を発揮している。
 対するトヨタは第10節終了時点で5勝5敗の7位。日本代表主将の姫野和樹、ニュージーランド代表のSOボーデン・バレットら、各国代表6人が在籍しているスター軍団で、相模原との一戦でもハイレベルなプレーを見せてくれそうだ。
 観戦チケットは18日に一般販売開始。「JAPAN RUGBY ID」(無料)に登録して、三菱重工相模原ダイナボアーズのホームページ=QRコード=から購入できる。今回は「長崎県民特別ご優待」として、県内在住者、勤務者を対象に、一般1500円、小中高生には無料でチケットを発券する。
 石井晃ゼネラルマネージャーは「母体企業である三菱重工発祥の地の長崎県で公式戦を戦えることをうれしく思っている。企業スポーツと地域密着のハイブリッドであるダイナボアーズの特性を生かして、素晴らしいラグビーを提供できるように努力したい」と来場を呼びかけている。

主将としてチームをけん引する相模原のSH岩村

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