J2の舞台で「野嶽兄弟」対決が実現 鹿児島ユナイテッドFCの弟・寛也に兄・惇也(大分)は「ボール扱いや位置取り、いい意味で厄介だった」

兄弟でマッチアップする鹿児島U・野嶽寛也(左)と兄の大分・野嶽惇也=レゾナックドーム大分

 明治安田J2第5節は20日、各地で10試合があった。鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)は、大分県のレゾナックドーム大分で大分に0-3で敗れ、連勝を逃した。通算成績は2勝1分け2敗。勝ち点は7のままで、11位に後退した。

 鹿児島Uの次戦は24日、鹿児島市の白波スタジアムで横浜FCと戦う。

◇初のマッチアップ、

 「野嶽兄弟」の初対決が実現した。鹿児島Uの弟・寛也は左サイドバックで、兄・惇也は大分の右サイドバックとして、ともに先発出場。鹿児島市出身の2人は「楽しみながらプレーできた」と充実感に浸った。

 惇也は2021年夏まで4年半、鹿児島Uに所属。兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)していたこともある。試合前日に、電話で健闘をたたえ合ったと言い、寛也は「試合になってしまえば、(兄との対戦は)あまり気にならなかった」。一方、惇也は「やりづらさはあった。ボールの扱いやポジション取りもいい意味で厄介だった」と笑った。

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