大トラブルを防ぐ、道脇からの脱出レッスン!コツは「必ず土手に当てる」こと

アマチュアが大叩きしてしまうときに多いのは、大トラブルからスムーズに脱出できずに何打もかかってしまうケース。大ピンチの状況を1発で切り抜けるテクニックを身につけよう!

枝と土手の間を通そうとするから大きなミスをする

ショットが曲がってカート道の脇などにボールが止まっている場合は大ピンチ。打ち上げの度合いは大きくなくても、木が邪魔で高さが出せないケースが多いので、高さと距離のコントロールが難しい場面です。土手を越え、かつ枝に当てない高さでフェアウェイまで出すのは難易度が高いので、枝が邪魔な場合は土手にワンクッションさせて転がし上げるイメージが安全です。

ウエッジではなく7番や8番くらいのアイアンで強い球を打ち、土手でボールの勢いを殺しながらフェアウェイまで出します。ファーストバウンドが土手に当たらないと飛びすぎて突き抜けてしまうので、必ず土手に当てる勇気をもって長めのクラブで打つことが重要です。

ミドルアイアンで土手にぶつけるほうが安全に出せる

左足体重のままアプローチ感覚でしっかりヒット

ランニングアプローチのように、ボールを少し右に置き、体重移動をせずにコンパクトにスイング。低く強い球をイメージして、ファーストバウンドを必ず土手の中腹に当てよう

大トラブルはピンやグリーンを狙わない作戦も必要

大トラブルでは、ミスを1方向に限定することが肝心。とくに手前と奥のどちらもミスが許されない状況では、距離が短かくてもピンやグリーンを狙わず、次打を安全に打てる場所に出す割り切ったジャッジが大叩きを防ぐコツ

いかがでしたか? カート道脇のテクニックを参考にしてみてください。

レッスン=安岡幸紀
●やすおか・ゆきのり/ 1988年生まれ、高知県出身。高知高校ゴルフ部で活躍。卒業後、指導者の道に進み、日本プロゴルフ協会のティーチングプロA級を取得。東京都の赤坂でアマチュアレッスンを行なっている。CHEERS GOLF代表。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=サザンヤードカントリークラブ

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