Hey!Mommy! 原明日香、延松舞佳×プロデューサー 槙田紗子[インタビュー]グループの新たな可能性の扉を開く初の新メンバーオーディションへの想い「チーム全体で人生を賭けるような意識を持ってもっと上に向かっていきたい」

左から、原明日香(Hey!Mommy!)、延松舞佳(Hey!Mommy!)、槙田紗子

Hey!Mommy!が、現在、新メンバーオーディションを開催している。2025年1月18日(土)に自身最大規模となる豊洲PITでのワンマンライブを成功に収めるため、結成当初からの目標である日本武道館のステージ立つために、グループとして大きな進化を遂げるべく行なわれた今回の新メンバーオーディション。今回Pop'n'Rollでは、新メンバー加入を通じて、さらなるステップアップを実現させようとしているHey!Mommy!のメンバー・原明日香&延松舞佳とプロデューサーの槙田紗子にインタビューを実施。オーディション開催の経緯をはじめ、新メンバーに求める人物像や選考基準、グループの現状に対する素直な想い、新生Hey!Mommy!の展望について語ってもらった。

今はどういうメンバーが加入するのかな?ってワクワクでしかない(延松)

――<Hey!Mommy! 新メンバーオーディション>開催の経緯を教えてください。

槙田:

Hey!Mommy!って、<『SACO PROJECT!』オーディション>を含めると3年ぐらい一緒に過ごしているんですよ。一般的にメンバーの入れ替わりが激しいアイドルグループの中でも、新メンバーが誰1人加入することなく、オリジナルメンバーで活動し続けているのはかなり珍しいと思っていて。これまでも新メンバーを入れようという話は出ていたんですが、実際に踏み込むところまではいってなかったんです。なので、ちょっと大きなチャレンジをしようかなと思いまして……。2周年ワンマン(<Hey!Mommy!2nd Anniversary Live HELLO!! Hey!! WORLD!!>/2023年11月5日(日)に代官山UNiTにて開催)で豊洲PITでワンマンライブ(2025年1月18日開催)をすることを発表したんですけど、実はそのライブ当日に豊洲PITでのワンマンを決めたんです。これまで、社長や周りのスタッフさんと“豊洲PIT、どうする? 挑戦する?”とかいろいろ話していたんですけど、当日リハーサルをしている時のメンバーの姿を見て、“豊洲PITのワンマンをやろう! いける!”って覚悟が決まって、すぐに各所に連絡して本番中にサプライズで発表したんです。じゃあ、これから豊洲PITを埋めるために何ができる?って考えた時に、今のメンバーで積み上げてきたHey!Mommy!をもっとよくするためのオーディションをやろう、できることは何でもやる精神でいこうという感じでオーディションの開催を決めました。

――Hey!Mommy!は6人でやっていくぞという雰囲気があったので、オーディションを開催するって聞いた時はけっこうびっくりしました。

槙田:

そうですよね。ママ友さん(Hey!Mommy!のファンの総称)もびっくりしたと思います。

――オーディション開催については、リーダーの原さん、センターの延松さん、それぞれの立場からどう思いましたか?

原:

聞いた時、最初は正直かなり凹みましたね。強いグループさんのファンの方の数と比べてもやばいなって思うことがけっこう多くて。そのこともあって、6人の何がダメだったのかな、本当に豊洲PITに人が呼べるのかなって不安に感じていました。ただ、そのあと紗子さんやスタッフさんの話を聞いてからはマインドが変わって、今のHey!Mommy!に入りたいって思ってもらえるように頑張ろうねっていう話をメンバーとしたり、豊洲PITっていう今の大きな目標にすごい勢いで向かっていきたいなって思っています。

延松:

パフォーマンスもメンバーの気持ちもいい方向に進んでいるのにライブでお客さんが増えなくて、グループのいい状態も知ってもらえてない状況に悩んでいた時だったので、自分たちの何が足りなかったのかなってショックでした。でも “グループを大きくするためには、なんでもしよう”っていう紗子さんの考えを聞いて、受け入れることができましたね。センターっていう立場で言ったら……新メンバーには絶対に負けられないぞと(笑)。ライバルとかではなく、新しい子に自分が実力で負けていたらグループとしてよくないなって思っています。やっぱり、自分が赤でセンターだっていう意識をもっと強く持ちつつ、みんなで切磋琢磨して、Hey!Mommy!をもっとよくしていきたいです。

――延松さんは2年前のドッキリ動画では、メンバー増員に対して怒って反対していましたよね。

▲#9【激怒】延松舞佳にバレず「だぁ」と言わせたい!けど途中でキレた!闇のデュエル「第一回だぁゲーム」Hey!Mommy!TV

延松:

激おこしました!(笑) 昔は新メンバー反対派だったんですよ。

原:

私、怒られましたもん(笑)。

延松:

明日香氏が仕掛けたもんね(笑)。あの頃はまだデビューして間もなくて、自分たちの中でもHey!Mommy!そのものに自信がない時に新メンバーを入れる!っていう考えが嫌だったんですけど、今は最強の私たちHey!Mommy!にどういうメンバーが加入するのかな?ってワクワクでしかないです!

槙田:

舞佳はマジで考え方が変わったよね。<『SACO PROJECT!』オーディション>を15歳ぐらいで受けて、今19歳で大学生になったんですよ。変化の多い時期なのかなとは思うんですけど、本当にいい方向に変化していますね。だからなのか、舞佳はやる気がみなぎって、“先輩になるんだからしっかりします!”って言っていて、私めちゃめちゃ感動しちゃいました(笑)。今回のオーディションは、単純に人を増やすためにやるんじゃなくて、Hey!Mommy!をもっとよくするためのものなので。グループの色に合う方がいなければ該当者なしということもあり得るんですけど、このオーディションをやることで、今のメンバーは“自分たちはこのままでいいのだろうか?”って見つめ直す時間が生まれたりもしますよね。まだ開催されていないけど、やってよかったなって思いますね(笑)。(取材は3月上旬)

原:

そうですね。6人のHey!Mommy!がレベルアップした状態で新メンバーを迎え入れられたらいいねみたいなこともメンバーとは話していたので、そういう意味ではめっちゃ刺激になっていますね。

――ちなみに、今回のオーディションは、審査員や選考も『SACO PROJECT!』と同じなのでしょうか?

槙田:

いや、今回は事務所のスタッフのみで行ないます。個人的には前回とは違う感じで選考していきたい想いもあるんですよ。前回は立ち上げのメンバーだったので、何ヵ月も時間をかけて課題曲を練習して、チーム戦も取り入れました。最初だったので、絶対そうするべきだと思っていたし、本当にそうしてよかったって思っていて。ただ、今回に関しては、6人で作り上げてきたものがあるので、もちろん歌とダンスも見ますけど、コミュニケーションをどんどん取っていきたいですね。どんな子なのかを知りたいので、面接メインになるかなと思っています。

――面接がメインだと就職活動のようですね(笑)。

槙田:

って言うと、お堅い感じになると思うんですけど(笑)。そうじゃなくて、お茶しに来るぐらいのテンションで来ていただければと思っています。

――メンバーも審査員として参加するんですか?

槙田:

多分参加しないとは思いますけど、まだわからないですね。もし突然参加してとかなっても怒んないでね(笑)。

原・延松:

ははは(笑)

延松舞佳(Hey!Mommy!)
原明日香(Hey!Mommy!)

正直ちょっと怖いけど、インフルエンサーみたいな人が入ってきてもいいんじゃないかなって(笑)(原)

――今回は、どういう人に応募してほしいですか?

延松:

Hey!Mommy!は、いいのか悪いのかわからないけど、かなりお穏やかなメンバーが多くて……。なので、何事もバシって言えたり、しっかりしてる人とか、グループのことを広い視野で見れる人が来てくれたらいいなって思いますね。あとは、グループとして大きくなりたいとか、もっと上に行きたいっていう強い意志がある子が来てくれたらいいなって思います。

原:

Hey!Mommy!って“これが好き”って人が多くて、“好き”は原動力になると思っているので、Hey!Mommy!が好きでもいいし、とにかく人を楽しませることが好きみたいなサービス精神を持った子が入ってきてくれたら嬉しいです。“ハッピーを届けるぞ!”っていう想いがこのグループにはあるので、サービス精神が強い子が入ってくれたらHey!Mommy!をもっともっとたくさんの人に届けられるようになるんじゃないかなって思っています。あとは、正直ちょっと怖いけど、インフルエンサーみたいな人が入ってきてもいいんじゃないかなって(笑)。

延松:

確かに! それわかる。

原:

ある分野に長けてる子が入ってきたら、向上心がさらに上がりそうな気がします。

槙田:

Hey!Mommy!は、パフォーマンスよりも“いつまでも子ども心を忘れずに”や“ハッピー”っていう気持ちを大事にしているんです。なので、みんなを幸せにしたいっていう気持ちがあるかを見ていきたいですね。今のHey!Mommy!に近いメンバーを入れても意味がないのかなって思っていて、ちょっとスパイス的な存在や、いい意味でグループの雰囲気が少し変わる子に出会えたら嬉しいですね。

――加入人数は未定ですか?

槙田:

まだ未定ですね。でも、やっぱり私は振付師なので、フォーメーションが気になって、奇数にこだわりたくなっちゃうんですよ(笑)。最初7人用に作っていた曲を6人でやると、やっぱちょっとなんか……気になっているのは私だけかもしれないんですけど、でも……あるよね?(笑)

延松:

あります(笑)。

原:

誰かここにもう1 人いれば〜!って思います(笑)。

槙田紗子

その子を見て合う色を決めたいので、何色っぽい子が来るんだろうっていうのも楽しみ(槙田)

――新メンバーが入ることで、やっぱりグループの雰囲気は変わりそうですか?

延松:

絶対変わると思う。

原:

変わらないことはない気がします。

槙田:

よくも悪くもHey!Mommy!は平和ですし、全員同期っていう空気感があるので、新メンバーが入ってくると、その安心感みたいなものが覆されるから、現メンバーはもっとシャキッとしなきゃ!ってなる気がします。例えば、歌もダンスも未経験の子が入ってきたら、今のメンバーはいろいろ教えてあげると思いますし……人に教えるって、自分にも返ってくるので、すごく成長につながることだから、相乗効果があるんじゃないかなって思っています。あとは、インフルエンサーとか元アイドルの子が入ってきた場合は、その子がそれまで培ってきた経験とHey!Mommy!が培ってきた経験が掛け合わせになるので、何かしらの化学反応が起きるんじゃないですか。ファンの人から見ても、今までと見た目も変わるわけで……。だからワクワクするよね。

延松:

ワクワクしますね。

――例えばですけど、Hey!Mommy!に高身長の子が入ってきたらかなり雰囲気は変わりますよね。

槙田:

そうそう! Berryz工房みたいに(笑)。あとは、個人的にメンバーカラーが楽しみで。

延松:

確かに!(笑)

槙田:

メンバーのキャラクターに合わせて色を付けているので、事前に新メンバーの色は決めてないんですよ。何色っぽい子が来るんだろうっていうのも楽しみですね。

――最初は不安に感じていた原さん、延松さんも楽しみにされていますね。

原:

話せば話すほど楽しみになってきました(笑)。

槙田:

今あるグループに入ることって、未経験でも経験者でもかなり勇気がいることだと思うんですよ。メンバーがどんな子なんだろう?とか、受け入れてくれるのかな?とか、そういう不安を絶対に誰もが抱えると思うんですけど、ホント見ての通りこちらは楽しみにしてます(笑)。

延松:

ウェルカムです(笑)。

――何歳の方が入ってくるかも楽しみですよね。今、最年少は?

槙田:

舞佳ですね。

延松:

19歳で最年少だから……

マネージャー:

応募条件は13歳から25歳ぐらいまでです。

延松:

13歳って中1!? ヤバ!

――もしかしたら13歳が入ってくるかもしれないですもんね。上下関係はどうなるんですかね?

槙田:

13歳がタメ口だったら許さないかもしれないですよ!(笑)

原:

舞佳は1番許さないよ!(笑)

延松:

許すよ〜許す(笑)。

槙田:

私、ハロヲタなので、先輩が後輩を名字で呼ぶのがめっちゃ好きなんですよ。“◯◯、立ち位置違うよ”みたいな。Hey!Mommy!がそうなったらアツいな〜って(笑)。

延松:

絶対ならないですよ(笑)。

槙田:

気づいたら後輩に原って呼ばれてるかも(笑)。

原:

逆に! あるかもしれない〜(笑)。

延松:

最初は明日香さんとか呼ばれるよ(笑)。

槙田:

新メンバーが仲よくなっていく過程すらもアイドルヲタクからすると面白いじゃないですか。立ち場が逆転して、後輩から“もっとちゃんとしてください!”って言われたり(笑)。

左から、原明日香(Hey!Mommy!)、槙田紗子、延松舞佳(Hey!Mommy!)

チーム全体でパフォーマンスを作っている感じがあるので、そこがいい環境だなって思います(原)

――ここまでの話を聞いて、応募するか迷っている方もいらっしゃると思います。<『SACO PROJECT!』オーディション>を振り返って、おふたりは応募するのに悩みましたか?

延松:

ほかのオーディションに落ちた直後だったので悩んでいたんですけど、お父さんに“そういえば<『SACO PROJECT!』オーディション>応募しないの?”って言われて、締め切りギリギリに応募しました(笑)。なので、アイドルとして明確な目標がない人でも、選考が進んでいくと絶対やる気はみなぎってきますし、“豊洲PITに立つグループだから……”みたいにプレッシャーを感じなくても大丈夫だと思います。

――原さんはどうでしたか?

原:

私はちょうど就職活動をやっていた時で、自分の好きなこと、やりたいことはなんだろうって考えた時に、最後ぐらいアイドルに挑戦してみようかなって思って応募しました。軽いノリではあったんですけど、私も締切前日に送って、今Hey!Mommy!のメンバーになれているので、とりあえず興味を持ったならトライしてみるのが1番ですね。

槙田:

前日応募組だ(笑)。

延松:

ほかのメンバーも前日に送ったって言ってました(笑)。

――そんな<Hey!Mommy! 新メンバーオーディション>への応募を考えている方にメッセージをお願いします。

延松:

ん〜……アットホームです!(笑)

原:

そう言うと怪しいけど(笑)。でも、ホントそれ! こんなに素敵なチームはないなって思っています。

槙田:

私があんまり言うと胡散臭くなるけど(笑)、メンバーがいい環境で活動できているって本当に思っていますね。私は気がつけば15歳からずっとアイドルと関わって、いろいろ見てきましたけど、ホントに環境がいいと思うので、そこはマジで安心してほしいなって思っています。

――槙田さんがおっしゃると説得力がありますね(笑)。プロデューサーとメンバーが強い絆で結ばれているところもHey!Mommy!の魅力ですね。

原:

プロデューサーが振付師さんっていうのは大きいと思います。なので、チーム全体でパフォーマンスを作っている感じがあるので、そこがいい環境だなって思います。

槙田:

そうだね。アイドルとして活動していく中で、パフォーマンスをしっかりやりたいっていう子は、マジで本当にHey!Mommy!に入った方がいいです(笑)。私がついてるから安心してほしいです。そこはめっちゃ自信を持って言えますね。あとは、アイドルをやっていくにしても、知名度を上げてSNSのフォロワーを増やしたいって子と歌とダンスをちゃんと極めたい子がいると思うんです。そういう環境を探すのが難しかったりとか、入ってみないとわからないことが多いんですけど、そういう意味では、Hey!Mommy!はその両方がちゃんと揃っていますね。

――メンバーとプロデューサーがそうおっしゃるなら、受ける人も安心ですね。

槙田:

そういう意味では、多分<『SACO PROJECT!』オーディション>の時より丸くなった気がします(笑)。

延松:

確かに、怖かった(笑)。

槙田:

“歌とダンスガチ勢! こういう人待ってます!”みたいな感じだったけど、その時の印象で応募しなくても大丈夫かな(笑)。Hey!Mommy!って<『SACO PROJECT!』オーディション>でできたグループなんだって思って、調べて躊躇してしまう人もいるかもしれないので。

延松:

やば〜い(笑)。

槙田:

前回はかなり厳しい審査っていう雰囲気が出ていたので(笑)。でも、今の彼女たちを見ていただければ大丈夫です。ライブとかバックヤードでもこんな感じなので、Hey!Mommy!が好きな子が入ってきてくれたら、なお嬉しいですね。

――最後に、新メンバーが加入した新生Hey!Mommy! は、どういうグループになっていきたいですか?

原:

新生Hey!Mommy!として、豊洲PITを埋めるためにできることを全部やって、ママ友さんをもっと増やして、Hey!Mommy!が日本中、世界中に広まれるように頑張っていきたいです。

延松:

新メンバーが加入することで、Hey!Mommy!の輪がさらに広がったらいいなって思います。今回のオーディションをきっかけに知ってくれる人もきっといると思うので、新しくファンになった人たちも巻き込んでいけたらいいですね。

槙田:

チーム全体で人生を賭けるような意識を持って、豊洲PITを埋めて、もっと上に向かっていきたいです。Hey!Mommy!は、まだ知名度も低いし、もっとお客さんを呼べるようにならなきゃいけないけど、メンバー全員、やっていることに対しての自信は持っていて。そこはすごく自慢できるところでもあるので、新体制になっても、そういう意識を持ち続けて、Hey!Mommy!がお茶の間まで届くようにできることをやらないといけないなって思っています。

左から、原明日香(Hey!Mommy!)、延松舞佳(Hey!Mommy!)、槙田紗子

<Hey!Mommy!新メンバーオーディション>

募集期間:3月12日(火)20:00〜3月31日(日)23:59

応募条件:2024年4月1日時点で中学1年生〜25歳くらいまでの芸能プロダクションに所属していない日本在住の女性。

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