青森山田高、投手陣の好投期待 21日センバツ初戦 光星は星稜戦へ打撃練習

雨の中、京都国際との1回戦に向け調整する関(右)と櫻田(左)=20日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場
コースを見極めながら打撃練習に励む八学光星ナイン=20日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場

 第96回選抜高校野球大会(センバツ)に出場している青森山田は、大会第4日の第3試合(21日午後2時開始予定)で京都国際との初戦に臨む。ナインは8日の関西入り後、順調に調整。センバツ初勝利に向けて闘志を燃やしている。

 20日は兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で守備と打撃練習を行う予定だったが、開始早々のキャッチボール中に強風と雨のため練習を取りやめた。宿舎に戻り、体を動かして初戦に備えた。

 好投が期待される投手陣も、短時間の練習の中で軽めに最終調整。主戦関(青森市出身)は「初戦に向けてベストな状態に持ってこられた。バットが変わり、どのチームも投手の出来が試合の結果に大きくつながっている。いいピッチングがしたい」、櫻田(五所川原市出身)は「初めての甲子園なのでワクワクしている。チームを勢いづける投球をしたい」と力を込めた。

 18日の開幕戦を制した八戸学院光星は、大会第6日の第2試合(23日午前11時半開始予定)で、昨秋の明治神宮大会で優勝した星稜(石川)と対戦する。20日は津門中央公園野球場で初戦後の初練習を実施。星稜の左右投手を意識した打撃練習に長い時間を割き、選手たちはコースを見極めながら一球一球丁寧に打ち続けていた。

 二塁手の阿部は「初戦は緊張もあって全く打てなかった。次は『単打でつなぐ』という自分の役割を果たしたい」と意気込んだ。

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