フィアット、熟成極まる『500』の“1.2カルト”グレードに装備充実でより低価格化の仕様変更を実施

 現代の技術で21世紀に蘇り、2008年の日本上陸以降は日本でもロングセラーを続ける“イタリアの国民車”こと『フィアット500(チンクエチェント)』のうち、2021年より設定されてきた“1.2Cult(カルト)”が仕様変更を実施。内外装の装備を向上させたうえで従来より価格を抑え、3月19日より発売開始となっている。

 イタリアの国民車として愛されたヌオーヴァの後を継ぎ、2000年代に入ってから生まれた3代目は、先代たちと同様に世界各国で愛され10年を超えるモデルライフを誇るロングセラーとして支持を集める。

 前述のとおり2021年にはグレード体系の見直しを受けており、導入当初から主力として続いてきた1.2リッターの直列4気筒自然吸気エンジン(69PS/102Nm)と5速のロボタイズドMTを搭載する“1.2カルト”が登場。クルーズコントロールやパドルスイッチ、スピードリミッターが標準装備され、高速道路での快適性や操る楽しさが高められるとともに、シートカラーおよびドアトリムカラーも変更され、よりモダンな雰囲気へと改められた。

 そんな同車に実施された今回の仕様変更では、従来は14インチスチール製だったホイールを15インチアルミにアップグレードし、ミラーキャップのカラーをボディ同色からブラックに変更。一方のインテリアでは、フィアットロゴがエンボス加工されたブラックのファブリックシートを標準装備としている。

 ボディカラーはボサノバ・ホワイト、パソドブレレッドと従来からの人気色に加え、グレード呼称変更の際に追加されたシチリアオレンジの全3色展開となり、さまざまな装備向上を図りつつ、車両価格は従来よりも3万円低い価格設定に抑えられた259万円(税込)となっている。

公式サイト:https://www.fiat-auto.co.jp/500/500

従来は14インチスチール製だったホイールは15インチアルミにアップグレードされた。また、ミラーキャップのカラーはボディ同色からブラックに
ボディカラーはボサノバ・ホワイト、パソドブレレッドの従来色に加え、グレード呼称変更の際に追加されたシチリアオレンジの全3色展開となった
インテリアでは、フィアットロゴがエンボス加工された、ブラックのファブリックシートを標準装備としている

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