【インタビュー】「DAM CHANNEL」20代目MCに森 香澄、サポートMCにチャンカワイが就任「プライベートな部分も引き出せたら」

カラオケファンにはお馴染みの人気コンテンツ「DAM CHANNEL」。2024年4月2日からは、元テレビ東京のアナウンサーであり、現在はタレントとして幅広く活躍中の森 香澄がMCを務め、お笑いコンビWエンジンのチャンカワイがサポートMCとして登場する。

これから来そうなシンガーソングライターをいち早くチェックしたり、推しのアイドルのライブには必ず足を運ぶなど筋金入りの音楽ファンである森と、歌詞の考察などを得意とするチャンカワイ。記念すべき「DAM CHANNEL」20代目のMCに就任した2人に話を聞いた。

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■日本中が意外だと思ってますよ(笑)

──「DAM CHANNEL」のMCのお話が決まったときはどんなお気持ちでしたか?

森 香澄:私は元々カラオケが大好きで、局のアナウンサーだったときからカラオケ好きだっていうことはいろんな方面の方に言っていましたし、いろんなメディアでも発信していたんですね。入社1年目で、カラオケ番組も担当していました。カラオケはすごく身近だったし、もちろん「DAM CHANNEL」もものすごい頻度で見ていたから(笑)、決まったときはすごく嬉しかったです。

▲森 香澄
チャンカワイ:僕もカラオケは好きで「DAM CHANNEL」はよく見ていたから、まさか自分が出られるなんて思ってなかったですよね。こういうスタイルで就任させてもらえるのは、もう本当にありがたいです。

──ちょっと意外だった、みたいな?

チャンカワイ:日本中が意外だと思ってますよ(笑)。しかも、こういう形で入るサポートMCって、今までの「DAM CHANNEL」史上なかったじゃないですか。それでポンと入ってくるのが、かまいたちじゃなくて僕っていうね(笑)。

森 香澄:(笑)。

チャンカワイ:でも僕、確かプロフィールにも書いていたと思うんですけど、1人カラオケが趣味なんですよ。自分で歌わない時は「DAM CHANNEL」を見るっていうのが、1人カラオケですからね。めちゃくちゃヘビーユーザーなんで、すごく嬉しいです。

森 香澄:私も、「DAM CHANNEL」は学生の頃からずっと見てましたよ。これから頑張りますみたいなアーティストさんが出てることも多いから、新しいアーティストさんを知るきっかけにもなるじゃないですか。ちょっと得した気分になるというか、「この人、知ってる?」って友達に自慢できたりもして(笑)。実際その人たちがどんどん有名になっていった、みたいなことは「DAM CHANNEL」きっかけで何度か経験しました。

──実際に収録をやってみてどうでしたか?

森 香澄:あっという間でした。尺も、やっぱりテレビ番組の感覚でいると短いですよね。

チャンカワイ:短い、短い!

森 香澄:カラオケの合間で見るものだから、ギュッと凝縮してお送りしなきゃいけない。テレビのバラエティー番組などの収録とは違って、要素を短い時間にどんどん盛り込んでいかなくちゃいけないから、聞きたいことがあったら矢継ぎ早に聞いていくって感じなので、もう本当にあっという間に終わっちゃいました。

チャンカワイ:アイドリングがなくて、いきなりトップギアでドン!って要点を聞いて、要点を引き出すっていうことだから、あっという間でしたよ。

──今期は、お2人の掛け合いみたいな部分もすごく楽しみです。

森 香澄:それこそ、初回から探ってる時間もなかったんで(笑)。

チャンカワイ:なかった、なかった(笑)。

▲チャンカワイ
森 香澄:一気に突っ込んじゃうみたいな。

チャンカワイ:突っ込んでいただくし、突っ込むし、一緒に「ギャハハ!」って(笑)。今思えば、「DAM CHANNEL」のスタジオそのものが僕らの空気を作ってくれた感じでしたね。

森 香澄:そうですね。探る時間を飛び越えて、ずっと番組やってた2人、みたいな感じのテンションでやらせていただいてます(笑)。

チャンカワイ:ありがたい環境です。でも、森ちゃんが思った以上に冷静で。さすがだなと思いました。

森 香澄:冷静でした(笑)?

チャンカワイ:冷静。キャピキャピ!ドーン!って盛り上がってる空気の中で、ちゃんと次のことを考えてる。さすがやなと思いましたね。やっぱり“進行”なんですよね、そこは。

森 香澄:MCなんで(笑)。

チャンカワイ:だから逆にサポート(MCの自分が)がうわーっ!て(笑)。

──いいバランスですね(笑)。

チャンカワイ:すごく頼もしいです。

■違う角度から、アーティストさんの魅力を見ることができるかなと思います

──森さんは、進行やお話を聞くテクニックなど、アナウンサー時代の経験も活かして収録に臨まれていると思いますが、例えば、自分らしさとしてこんなところを活かしていけたらいいなと思うものはありますか。

森 香澄:インタビューをするという面では、アナウンサーとしてやってきたものが活きてるんじゃないかなと思います。「DAM CHANNEL」って、やはりカラオケの話を聞く場面が多いんですね。どういうときにカラオケに行きますかとか、カラオケで何を歌いますかとか。私もカラオケはかなり行く方なので、そこは「ですよね!」って共感できたり、突っ込んだ質問もできるから、自分らしさっていう面では、カラオケ好きならではの話ができているのかなとは思いますね。

──チャンカワイさんも音楽はすごく詳しいですから、アーティストの方と音楽についてお話するのは楽しいんじゃないんですか?

チャンカワイ:詳しいかどうかはアレですけど(笑)、やっぱり好きですからね。でも、やっぱり本物の人たちがいるからこそ聞きたいこととか投げかけてみたい質問を、音楽ファン代表として我々が聞けるっていうのは、嬉しいし楽しいなって思いますよね。

──例えばこういうアーティストに話聞いてみたい、という方はいらっしゃいますか?

森 香澄:皆さん聞いてみたいですけど、先ほどちょっとお話したみたいに、私はこれから頑張りたいなっていう子たちを応援するのが好きなんですね。アイドルさんもそうですし、シンガーソングライターさんとかも。そういう子たちが広まっていくきっかけになったらいいなっていうのは思ってますね。

チャンカワイ:僕は楽曲の歌詞を考察するっていうコーナーがあるんですが、初回が秋元康先生の歌詞だったんですね。しょっぱなですよ(笑)?もう、そうなってくるんやったら大先生に大集合して欲しいですね。歌詞を考察しながら、間違っててもいいんでぶつかり合いをしたいです。

森 香澄:解釈はそれぞれですもんね。

──他にはどんなコーナーがありますか?

チャンカワイ:ご本人の自己紹介プラスアルファの部分を見るっていう貴重なコーナーもあります。自己紹介として自分はこんな人間なんですっていうお話から、ギャップのある自分のプレイリストを見せるみたいな。

森 香澄:新たな一面を知ることができたり、楽曲とのギャップを見ることができたりします。

チャンカワイ:僕思ったんですけど、「DAM CHANNEL」って、歴史があるのに型にはまってないのが凄いですよね。順応しながら、時代に合わせて番組作りしてはんねんなっていう。

──ぜひ、お2人の個性でまた新たな「DAM CHANNEL」の歴史を作っていただきたいです。

森 香澄:私たち20代目のMCなんですが、2人体制になったので、そういう意味でもリニューアル感は強くなってると思うんですよね。今までのような女性1人とか男性1人っていうものとはまたちょっと違って、バラエティー色は少し強くなるのかなとは思いますけど。

チャンカワイ:カラオケの時間の合間も楽しんでもらいたいなっていうのは、より強く思いますよね。

──以前お話を伺った時に、「せっかくだからアーティストの方と一緒にダンスをやってみたい」とおっしゃっていたMCの方もいらっしゃいましたが、お2人は何か叶えたいこととかやってみたいことに関してはいかがですか?

チャンカワイ:それを言えるのはきっとタレントさんだからですよ。そういう意味で言うと、社会人としてできている森さんと隙間産業で生きている僕だから、そもそも自分の発言ってことを言う感じがあんまりなかったよね(笑)?

森 香澄:いやいや(笑)、確かに。

チャンカワイ:「あなたはどうしたいですか」って言われたときに、そんな意見言えますか!?っていうのが僕らじゃないですかね(笑)。

──お2人のコラボとか見てみたいですけど。

チャンカワイ:いやいや、それこそ森さんががっちり歌って踊るみたいなのは僕も見てみたいですよ?

森 香澄:(笑)。

──お2人でデュエットする曲、作りますよっていうアーティストさんがいらっしゃるかもしれないです。

森 香澄:どんな状況(笑)!?「ビートDEトーヒ」みたいになりますかね(笑)。

チャンカワイ:そんなこと自分からは口が裂けても言わないのが、この2人のいいところ(笑)。使命感で頑張る2人ですよね。

森 香澄:そうですね。だから、逆にオファーを受けたらもちろん全力でやりますよ。

チャンカワイ:そう。でも自分から「欲しいです!」とは言わないです(笑)。

──(笑)。このテンポ感もそうですが、お2人ともそれぞれ音楽に詳しいので見応えある内容になるのは間違いないですね。

森 香澄:チャンさんは歌詞をすごく分析されてますし、私はずっとピアノをやっていたりして。2人とも音楽、好きですからね。

チャンカワイ:ジャンルが違うというか、違う角度から楽しんでいる2人なので。

森 香澄:その違う角度から、アーティストさんの魅力を見ることができるかなと思います。

■親近感を感じていただけると思います

──ちなみに子供の頃よく聴いていた曲や最近お気に入りのアーティストなど、具体的にお聞きしてみたいのですが。

森 香澄:結構昔から幅広かったんですけど、小学生の頃なんかはモーニング娘。さんが大ブームでよく聴いてました。そこからはAKB48さんとか、いわゆるアイドル全盛期みたいな感じでしたからね。もちろんカラオケでも歌ってましたけど、母親とよくカラオケに行っていたので、松田聖子さんとかも歌っていました。おばあちゃんと一緒に演歌とか、美空ひばりさんの曲を歌ったりもしていたし、歌謡曲とかも歌ってましたね。そこは今もあんまり変わらないです。アイドルさんはずっと好きなので、カラオケでは歌って踊るし、ライブもめちゃくちゃ行きます。

──推しのアイドルが沢山いらっしゃるとか(笑)。

チャンカワイ:ちょっと小耳に挟んだんですけど、スケジュールの話、ずっとマネージャーさんとしてましたからね。仕事も大変めちゃくちゃ忙しいけども、ちゃんと推しを守るための時間をどうするかっていう(笑)。

森 香澄:聞こえてました(笑)?私、生放送と収録の間に、リリイベ(リリースイベント)に行こうとしてました(笑)。

チャンカワイ:本気なんですよね(笑)。

森 香澄:本気なんです(笑)。=LOVEさん、FRUITS ZIPPERさん、日向坂46さんも好きだし、乃木坂46さんも来月行かせていただきます。あとは、韓国。TWICEさんも好きだしIVEさんも好きだし、LE SSERAFIMさんも好きだし、BLACKPINKさんも好きだし、キリがないですね(笑)。

──では、チャンカワイさんのカラオケのオハコは?

チャンカワイ:オハコっていうオハコはもう封印してしまいました。結婚してもうすぐ10年なんですけど、自分のために歌うというよりは、(子供達のために)どの童謡を探すかみたいな感じなんで(笑)。

──槇原敬之さんがお好きだとか。

チャンカワイ:そうですね。人生の教科書は槇原敬之さんです。

──気がついたらよく聴いているみたいな曲はありますか。

チャンカワイ:僕、小学生の頃に親父の車で流れていた、さだまさしさんの曲がずっと頭にあって。今自分が親になってさだまさしさんを聴くと、「親父はこんな気持ちで聴いてたんやな」ってすごく思うんですよね。いい曲だなって思うし、もう1回リスタートできるような気持ちを、さだまさしさんに頂いている感じがしますね。

──では最後になりますが、改めて「DAM CHANNEL」の見どころや意気込みなどを聞かせてください。

森 香澄:新曲をリリースされるアーティストさんなどが来てくださってお話を聞いていくんですが、楽曲の魅力はもちろん、そのアーティストさんのちょっと素の部分といいますか、プライベートな部分も引き出せたらと思っています。親近感を感じていただけると思いますし、他の曲も聴いてみたいなって気持ちになるのかなと思うので。そういう部分も引き出せるように頑張りたいなと思っています。

チャンカワイ:カラオケって、歌詞も見ることができますよね。(文字として見ると)こういう字を使ってたんや!とかいうこと多くないですか?そういう感動をアーティストさんにぶつけたりできるって、すごくワクワクします。そしてそのピックアップした歌詞をアーティストさんが「こういうふうに歌ってほしい」っていう話なんかもお伝えできると思うので、歌っていうものを二重三重に愛せる空間になっていくと思うんですよね。4月からの「DAM CHANNEL」もぜひ楽しんでもらいたいなと思います。

取材・文◎山田邦子
撮影◎淵上裕太

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