〈フジロック24〉に出演する豪の3ピース・バンド“グラス・ビームス”、新作EP『Mahal』をリリース

ミステリアスなヴィジュアルと、東洋と西洋を掛け合わせた摩訶不思議な音楽が特徴的な3ピース・バンド、グラス・ビームス(Glass Beams)が、名門レーベル「ニンジャ・チューン」との契約から1ヵ月も経たないうちに、〈フジロック24〉への出演も発表。急速に注目度が高まる中、「ニンジャ・チューン」からのデビュー・アルバムとなる新作EP『Mahal』が、日本語帯付き12インチおよびタワーレコード限定国内盤CD(数量限定)で5月17日(金)にリリースされることが新たに決定しました。

ラジャン・シルヴァを中心に豪メルボルンで結成されたグラス・ビームス。ミステリアスなヴィジュアルと東洋と西洋を掛け合わせた摩訶不思議な音楽で、音楽ファンを魅了する彼らのスタイルの背景には、1970年代後半にインドからメルボルンに移住してきたラジャンの父親に対する思いと、幼少期の思い出があります。父親と、故ジョージ・ハリスンへのトリビュート公演『Concert for George』のDVDを見た記憶の中で、インドの伝説的シタール奏者ラヴィ・シャンカールと娘のアヌーシュカが、西洋のアイコンであるエリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ELOのジェフ・リンと共演した姿を目に焼き付け、父親のレコード・コレクションを通して、B.B.キングやマディ・ウォーターズといった正統派ブルースとともに、ボリウッドを代表するアーシャ・ボースルやマンゲシュカルなどを聴いて育ったラジャンは、R.D.バーマン、アナンダ・シャンカール、カルヤンジ・アナンジといったインド人アーティストが開拓した“西洋の音楽スタイルと伝統的なインド音楽の融合”に惹かれていったとのこと。

無国籍感あふれるエキゾチックな世界観を作り上げた彼らは、2021年にリリースされたデビューEP『Mirage』をリリース。SNSとストリーミング、口コミを通じて話題となり、瞬く間に音楽ファンの間で噂に。デビュー作のいきなりの成功で招待されたフェスティバルでは、『Mirage』EPの収録曲と、20分の未発表曲を披露。その未発表曲の初期段階のパフォーマンス映像が、何百万回もの再生回数を記録し、熱狂的なファンを急速に増やしています。2023年のツアーを終えた彼らは、その20分の楽曲をレコーディングするために自宅スタジオに戻り、完成した作品は『Mahal』と名付けられました。

なお、この新作EPは、3月22日(金)よりデジタス・ストリーミング配信でリリースされ、5月17日に数量限定のワーレコード限定国内盤CDおよび日本語帯付き12インチでも発売されます。

Photo by Sulaiman Enayatzada

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