レンジャーズがロレンゼン獲得へ 1年450万ドルで契約合意との報道

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、レンジャーズはフィリーズからFAとなっていた右腕マイケル・ロレンゼンと1年450万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。最大250万ドルの出来高も設けられており、ロレンゼンはすべての条件をクリアした場合、合計で700万ドルを得ることができる。レンジャーズはマックス・シャーザーの離脱で先発5番手にメジャー2年目のコディ・ブラッドフォードが入る予定だったが、ロレンゼンは準備が整い次第、先発ローテーションに加わることになりそうだ。

現在32歳のロレンゼンはメジャー9年目の昨季、タイガースとフィリーズで合計29試合(うち25先発)に登板して9勝9敗1セーブ、防御率4.18を記録。自身初のオールスター・ゲーム選出を果たし、フィリーズ移籍後の2登板目で初のノーヒッターも達成したが、シーズン終盤に調子を落としてブルペンに配置転換となり、ポストシーズンもリリーフで2試合に登板しただけだった。FA市場に残る投手では、ジョーダン・モンゴメリーに次ぐ2番手という評価を受けていたが、価格が大きく下がったことでレンジャーズが獲得に動いた形となる。

これで今季のレンジャーズの先発ローテーションはネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、アンドリュー・ヒーニー、デーン・ダニング、ロレンゼンという顔ぶれに。ロレンゼンの準備が整うまでのあいだは、ブラッドフォードが5番手に入ることになるだろう。また、シーズン途中にはシャーザー、タイラー・マーリー、ジェイコブ・デグロムが次々に復帰してくる予定のため、夏場のトレード市場で先発投手陣の整理が行われる可能性もありそうだ。

ロレンゼンは今季が先発転向3年目。2022年はエンゼルスで8勝、昨季は2球団合計で9勝を挙げており、今季は自身初の2ケタ勝利を目指す。また、投球回数は昨季の153イニングが最多のため、もし規定投球回に到達すれば、こちらも自身初となる。

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