大谷翔平の水原一平通訳、巨額の賭博容疑でドジャース解雇 アスリートの世界にギャンブルは身近?「大金を持つといろいろな人が...」

早朝からショッキングなニュースが飛び込んできた。

ドジャース・大谷翔平の通訳を務める水原一平氏が、巨額の賭博容疑で球団を解雇されたことが、いっせいに報じられた。

違法ブックメーカーへの送金「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)」とESPN

報道によると、大谷の弁護士が所属するバーク・ブレットラー法律事務所が、「翔平が大規模窃盗の被害者であることが判明し、この件を当局に引き渡すことにした」との声明を発表。

水原氏が違法とみられるブックメーカーに賭けるために、大谷の銀行口座から数百万ドルを着服したとみられる。米スポーツ専門チャンネルESPNは、「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が違法ブックメーカーに送金された」と報じている。

水原氏は大谷の通訳という役割にとどまらず、球場の出入りやプライベートでも行動を共にするなど「大谷の相棒」として知られていた。

謙虚な人柄でエンゼルス時代からチームメートに愛され、ファンの好感度が高かった。それだけに、巨額の賭博容疑で解雇という想像すらできないニュースに、「イメージできない」、「信じられない」とSNS上で驚きの反応が殺到した。

大谷選手の精神面も心配 プレーに集中できる環境を

ただ、アスリートの世界はギャンブルが身近にあるという。球界関係者はこう語る。

「水原さんがいつから賭博にのめり込んだのかはわかりませんが、大金を持つようになるといろいろな人間が近寄ってくる。彼らは違法であることを隠し、ゲーム感覚で少額からできることを強調する。大谷の通訳として不自由ない生活をしていたはずなのに、ギャンブルにハマってすべてを失ってしまった。もったいないですよ」

水原氏に裏切られるかたちとなった大谷の精神面も心配だ。米国でも大きな波紋を呼ぶ中、プレーに集中できる環境を1日でも早く取り戻したい。(中町顕吾)

© 株式会社ジェイ・キャスト