イントラマート、AGSグループが営業支援ツール「DPS for Sales」を採用

NTTデータ イントラマート(イントラマート)は3月19日、AGSコンサルティングとAGS税理士法人を中核とするAGSグループが営業活動での案件管理のデジタル化を目的に、イントラマートの営業支援ツール「DPS for Sales」を採用したと発表した。

システム導入概要

日本発の独立系の総合型アカウンティングファームであるAGSグループは、税務・会計サービスをはじめとして、IPOや企業再生、M&A、国際税務・会計顧問、海外進出・撤退など顧客の成長ステージに合わせた幅広い支援を展開。人口減少をはじめ、さまざまな社会課題を背景に企業からのニーズは多様化し、事業拡充とそれにともなう人員増加で企業規模は右肩上がりに拡大している。

一方、こうした急成長によって差し迫った課題となったのが、営業活動での案件管理のデジタル化とデータ分析。従来、案件管理はExcelを用いて一つの案件に携わる複数のメンバーが各々に重複して作成・管理していた。テンプレートこそ統一していたものの、金額をはじめとする各情報はメンバーの捉え方に基づいてバラバラに記載され、手作業による集計は多くの手間と時間を費やしていた。そこで、他の業務システムのプラットフォームとしてすでに運用しているエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」と柔軟に連携でき、パッケージとして基本的な機能を備え、カスタマイズによって自社の営業スタイルに合わせた仕様で実装が可能なDPS for Salesを採用した。

今回の採用に際しては、(1)既存の業務システムのプラットフォームとして運用するintra-martと柔軟に連携できること、(2)パッケージの標準機能と柔軟なカスタマイズによって自社に合わせた仕様による実装が可能なこと、(3)今後の機能拡張を見据えた他の業務システムとの連携が容易なこと、(4)長期的な利用とその投資に対して十分な費用対効果が見込める信頼性――の4点を高く評価した。

DPS for Salesの導入による案件管理のデジタル化によって、AGSグループでは、「データの入力規則の統一による属人性の排除」「受注の確度や金額を正確に把握するための集計作業の標準化と効率化」「属人化を排除した集計作業で経営リスクを軽減し、正確性を担保した数値に基づく適切な経営判断」「成約または失注したすべての案件のデータ分析による新たな受注機会の創出」といった効果を期待している。

なお、同システムの導入・開発にあたっては、イントラマートのセールスパートナーであるパーソルプロセス&テクノロジーがトータルに支援している。

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