【観葉植物】チランジア(エアプランツ)19選 初心者におすすめ!

よく「エアプランツ」と呼ばれるのは、「チランジア」のことです。チランジアは、パイナップル科チランジア属の植物の総称。土がなくても日光と水で育つ不思議な植物です。よく似ているものありますが、それぞれ個性的なチランジア。そのアーティスティックなフォルムや葉色を楽しんでください。おすすめ19選を紹介しましょう。

★チランジアの育て方★

1 カピタータ

花の色によって、イエロー、マロン、ピーチ、ルブラ、レッドオレンジなど、栽培品種がたくさんあります。日照不足になり、徒長してしまうことが多いので、なるべく日光を当たる場所へ。ただし、直射日光は避けること。寒さに弱いので、冬は8度以上で管理してください。

2 フクシー

いくつかあるフクシーの仲間の基本品種。葉が細く、水をやってもすぐ乾くので育てやすい。やや暑さに弱いので、夏は涼しい場所に置いて管理します。葉先が枯れ始めてきた場合は、水やりの量が少ないことが原因。水やりの回数を増やすとよいでしょう。

3 ディスティカ

変種の多い品種。黄色いよじれた形の花がユニークです。香りはありませんが、いっせいに開花するととてもかわいいです。栽培はやや乾かし気味に管理を。発根させて活着栽培するのがコツ。

4 ブラキカウロス

葉が薄く、開花時に赤く染まるのが特徴。水が大好きで、湿度を保つとよく育つので、鉢土の上で育てることをおすすめします。成長が早く開花期には紅葉し、中心部から紫色の筒状花を咲かせます。

5 ジュンシフォリア

空気中の水分を効率よく取り込むため乾燥には強いのですが、水分が多すぎると腐りやすいという欠点も。水やりのあとは、よく振って葉のつけ根に水が残らないように。風通しのよい、直射日光は避けた明るい場所で管理を。

6 プラジオトロピカ

水やりや日照条件など特別な気配りはいりませんが、やや暑さに弱いので夏場は涼しい日陰で管理するほうが安心。成長は遅く、開花期になると全体が金色に染まり、白い花を咲かせます。

7 ウスネオイデス

変種が多く、葉がとても太いものから、髪の毛のように細いものまであります。直射日光を避けた明るい窓辺につるして、乾燥させすぎないように多めの水やりで育てます。小さい緑色の甘い香りのする花を咲かせます。

8 コルビー

小型でバランスのとれた株姿が人気。高温低温、乾燥にも比較的強く、初めてでも育てやすい品種です。蒸し暑さが苦手なので、夏は風通しのよい場所に。淡いピンクとシックな紫色の花が咲きます。

9 ハリシー

栽培が簡単な入門種。白銀色の葉が美しく、さらに赤い花苞に紫色の筒状花を咲かせる鑑賞価値が高い品種です。水やりは霧吹きで週2〜3回葉水をやります。葉が折れやすいので、扱いには注意。

10 ベリッキアーナ

やわらかく手ざわりのよい銀白色の葉が特徴。乾燥しやすくとても湿度を好むので、たっぷり水やりを。寒さには比較的強いのですが、高温に弱いため夏は風通しのよい場所に。開花時にはピンクのつぼみから紫色の筒状花を咲かせます。

11 ブッツィー

入手しやすい品種のひとつ。高い湿度を好むので、水やりを多めに。紫色の花をつけます。開花後は子株を多く出しやすい特性もあります。レースのカーテン越し程度の日光が当たる場所で育てるのが理想。

12 プセウドベイレイ

プセウドベイレイ(別名シュードベイレイ)は「偽のベイレイ」という意味。ベイレイに似ていることから名づけられました。葉がとてもかたく、葉に入っている縦のラインが美しい品種。成長は非常に遅いです。

13 イオナンタ

チランジアの代表種。変種がたくさんあり、イオナンタで流通しているものはイオナンタ‘メキシコ’かイオナンタ‘グアテマラ’のどちらか。明るく、風通しのよい場所で育てます。成長が早く強健なので、チランジアの入門に最適です。

14 エスピノーサ

分類上はチランジア属ではなく、フリーセア属。真夏の直射日光や高温になる場所を避けて、風通しのよい、明るい場所がおすすめ。乾燥に強く、水は3日に1回くらい霧吹きで与えればOK。赤い花を咲かせます。

15 ストリクタ

成長が早く、花もつきやすく、栽培が簡単で初心者向き。霧吹きを使い、全体が水を含んでしっとりするまで水をかけます。根元は水がたまりやすく、そのままにしておくと傷みやすいので、水やりをしたら逆さにして余分な水はきること。

16 ブルボーサ

日陰の灌木材や木の上など湿地に自生しており、湿度を好むタイプ。乾かしすぎは禁物なので、鉢に入れた土の上で栽培を。うねるような葉の形で、開花時は花序が赤くなり、筒状の紫色の花を咲かせます。

17 プルモーサ

湿度を好むため、湿度の高い場所に置くか、水やりを多くして風通しのよい場所で育てます。暑さはやや苦手なので、涼しい場所に移します。開花期にはピンクの小さな花苞から緑色の花を咲かせます。

18 マレモンティー

環境がよいと、どんどん増えて、紫色の香りのよい花を次々咲かせます。水やりは多めに。目安は植物が乾いたことを確認したら、水をかけます。乾燥が強い時期には週に1回ほど、バケツなどのため水につけるソーキングを行ってください。

19 トリコロール

鉢に軽石を入れ、株元に水をためて明るい場所で育てるのがおすすめ。性質は丈夫で育てやすく、初心者でも栽培しやすいため入門種としてもおすすめ。赤と黄色の花序と紫色の花の3色が、この名前の由来です。

※この記事は『はじめよう!観葉生活』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2023年8月7日に配信した記事を再編集しています。


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