宮舘涼太が「大奥」スピンオフドラマの主人公に。単独初主演作に「たくさんの思いを定信に込めました」

宮舘涼太Snow Man)が、3月28日に配信スタートする、フジテレビ系連続ドラマ「大奥」(木曜午後10:00)のスピンオフドラマ「大奥~定信の恋~」(FOD)で、ドラマ単独初主演を果たすことが発表された。

小芝風花が主演する「大奥」は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”=大奥で、たった一つの愛を得ようともがく女性たちの戦いを描く、はかなくて切ない物語。

その中で松平定信を演じている宮舘は、スピンオフドラマで定信だけが知る“秘密の物語”の主人公を務める。田安宗武(陣内孝則)の息子で白河藩藩主である定信は、徳川将軍家の血を引く第10代将軍・徳川家治(亀梨和也)のいとこ。だが、定信は幼い頃に養子に出された過去があり、家治ではなく自分が幕政の実権を握りたいという野望を抱いている。また、家治の正室である倫子(小芝)のことも慕っており、政(まつりごと)を田沼意次(安田顕)に任せてばかりで、側室を設けて倫子を悲しませる家治よりも自分の方が倫子にふさわしいと思っている。

初の連ドラレギュラー出演となった「大奥」で、宮舘は裏表のある野心家・定信を熱演中。第8代将軍・徳川吉宗(伊武雅刀)の孫であり、将軍家の血筋を引くれっきとした後継者でありながら、定信がなぜ徳川の姓を奪われ、城を出るに至ったのか。城の外で何を思い、何に迷われていたのか。そして、初恋の相手でもある倫子に対する胸に秘めた思いとは? そこには、定信だけが知る“秘密の物語”が隠されていた。

宮舘はスピンオフドラマについて、「本編の『大奥』では描かれていない定信の野望や、人々に対する愛の表現が描かれています。松平定信がどういう人物なのか、何を思っているのか、ぜひご覧いただきたいです。僕自身、初の単独主演ということでたくさんの思いを定信に込めました。ご覧いただいた皆さまの気持ちが動いていただけたら幸いです」とコメントを寄せている。

本編「大奥」は本日3月21日に第10話が放送される。

倫子は家治の秘密と苦悩を知るが、なすすべがない。2人の話を立ち聞きした松島(栗山千明)は家治に、教育係となった経緯、家治の母・お幸(紺野まひる)との約束を伝え、田沼のことを「断じて許すわけにはいかない」と訴える。そんな折、倫子のもとに定信から菓子が届き、中には家治とうり二つの歌舞伎役者を見たとの文があり…。

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