思い出胸に希望の明日へ 和歌山県内の小学校で卒業式

別れの歌を歌う卒業生(21日、和歌山県田辺市上の山2丁目で)

 和歌山県紀南地方の多くの小学校で21日、卒業式があった。田辺市内では、25校の598人が卒業式を迎え、慣れ親しんだ学びやを巣立った。

 田辺市上の山2丁目の田辺第三小学校では、49人が卒業した。

 式では、1人ずつに卒業証書を手渡した岡﨑之紀校長が「一人一人が最大の挑戦をし、仲間を大切にしながら周りにも感謝の気持ちを持ち続けてきた姿には、最高学年としての自覚と誇りが感じられた。これからも目標に向かって努力する姿勢、諦めない気持ちを持ち続けてください」とエールを送った。

 在校生は卒業生との思い出を話し、感謝の言葉を伝えて歌を贈った。

 卒業生は6年間の思い出を振り返り、家族や先生、地域の人らへの感謝を伝え、「小学校生活の思い出を胸に希望の明日へ向かって旅立ちます」と別れの言葉を述べ、合唱「旅立ちの日に」を歌った。

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