内戦続くスーダンで相次ぐ性暴力被害、背景にはかつての民族紛争も

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昨年4月以来、国軍と準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」による内戦が続いているスーダンで、多くの女性が性的暴力の被害にあっている。

RSFは現在、西部ダルフールの広大な地域だけでなく、首都の南側の地域も掌握している。ダルフールは、アフリカ系とアラブ系のさまざまなコミュニティー間の暴力で、長年にわたって混乱している。

ダルフールから隣国チャドに逃れた女性たちはBBCに対し、RSFの戦闘員に、時には何度もレイプされたと語った。

スーダンとチャドの国境で女性たちを支援している団体は、こうした被害がアフリカ系の女性に集中していると指摘。

戦闘員たちが紛争や報復の武器として、性暴力を使っていると非難している。

BBCのマーシー・ジュマ記者が現地から報告する。

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