バスの減便に歯止めがかかりません。札幌市内で路線バスを運行する3社は来月1日のダイヤ改正でさらに減便を行います。
北海道中央バスは来月1日から、路線バス全体の5%程度に当たるあわせて313便を減便すると発表しました。札幌地区では225便が減便されるほか、地下鉄麻生駅やJR手稲駅と石狩新港を結ぶ3路線を廃止します。また、小樽や岩見沢などと札幌を結ぶ都市間高速バスも1日1便から5便減便します。中央バスは去年12月、札幌市内を中心に590便の減便などを行っていますが、採用難で運転手不足の解消が難しく追加の減便を決めました。
また、じょうてつバスは、札幌・南区の真駒内方面を中心に全体の9%に当たる合わせて86便を減便するほか、真駒内本町と豊平区役所を結ぶ路線を今月末で廃止します。
ジェイ・アール北海道バスは平日の札幌市内を走る路線およそ20便を減便します。
バスの減便をめぐっては、慢性的な運転手不足に加え、来月からの時間外労働の規制強化に対し、各社が対応に迫られていることなども背景にあります。