3月21日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権を開催するフォーミュラEオペレーションズは、3月29～30日に東京都江東区有明の東京ビッグサイト周辺で開催される第5戦東京E-Prixのオフィシャルレースパートナーを日産自動車に決定したと発表した。
2018／2019年のシーズン5から『ニッサンe.ダムス』としてフォーミュラEへ挑戦してきたニッサン。2022年4月にe.ダムスを買収し、そのタイミングでチーム国籍も日本へ変更、チーム名も『ニッサン・フォーミュラEチーム』へと改めた。新体制となって2シーズン目を迎えるシーズン10は、オリバー・ローランドとサッシャ・フェネストラズというふたりのドライバーとともに参戦している。
自チームのパワートレインを開発しており、ネオム・マクラーレン・フォーミュラEチームにもパワートレインを供給しているニッサンは、すでに開幕を迎えている2023／2024年シーズン10では、前戦サンパウロE-Prixでマクラーレンが優勝、ニッサンが3位表彰台を獲得するという活躍を見せている。
2024年東京E-Prixのオフィシャルレースパートナーとなったニッサンは、大会当日に行われるファンエキシビジョンプログラムの『エレクトリフィケーション・ラップ』において、SUPER GTのGT500クラスに参戦するドライバーらによるEVニスモ・モデルカーでのデモンストレーション走行を行う予定だという。
今回のオフィシャルレースパートナー決定について、フォーミュラE共同創設者でありチーフ・チャンピオンシップ・オフィサーを務めるアルベルト・ロンゴ氏は、「卓越した技術力とエンジニアリングで尊敬を集める日本に、フォーミュラEというレースを紹介できることを嬉しく思っています」と喜びのコメントを寄せた。
「日産自動車とのパートナーシップは、この画期的なイベントを盛り上げるだけでなく、持続可能な未来への促進と目の覚めるようなファン体験を増幅させることでしょう。ファンの皆さまにフォーミュラEの感動をお届けするのが待ちきれません」
また、ニッサン・フォーミュラEチームのマネージングディレクター兼チーム監督であるトマソ ヴォルペ氏も、「歴史的な開催となる東京E-Prixで、フォーミュラEとパートナーシップを組めることを嬉しく思います」と語っている。
「このコラボレーションによって、単なるレースではなく、よりクリーンでワクワクする未来を目指す私たちのビジョンと共鳴するイノベーションとサステイナビリティの祭典となるでしょう。ニッサンの“他のやらぬことを、やる”という精神とともに、東京でレースができること、更には電動モータースポーツ界に貢献できることを誇りに思います」
日本初の本格公道レースとして、いよいよ開催を迎えるフォーミュラE東京E-Prixは、3月29～30日に東京都江東区有明の東京ビッグサイト周辺で行われる予定だ。
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