太陽系消滅目前 多くの犠牲や代償を伴いながら、人類の存亡と希望をかけた最終作戦 「流転の地球」予告

2024年3月22日より劇場公開される、ヒューゴー賞受賞SF小説「三体」のリウ・ツーシンによる短編小説を映画化した「流転の地球 -太陽系脱出計画-」の、ロング予告映像が公開された。

映像は、中国古代の詩人・李白の漢詞から始まる。太陽系消滅を目前に、各国の思惑や、内紛、争いが相次ぐ中、人類の存続危機に自らの危険を顧みず立ち向かった飛行士・リウ(ウー・ジン)、量子科学研究者・トゥー(アンディ・ラウ)、そして、連合政府の中国代表・ジョウ(リー・シュエチェン)の、3人の心の葛藤が描かれる。

太陽放射線によるがんに侵された愛する妻と二人の子とともに地下都市移住権を得るため、リウは宇宙ステーション勤務の飛行士に参加を決意。最新鋭コンピューターで月エンジン点火の任務に就いていたトゥーは、事故死した愛娘ヤーヤーを「デジタル生命計画」の実験台にし、ふたたび生命を与えようとしていた。100年後の危機に備え、地球に1万基に及ぶロケット(地球エンジン)を使い、地球ごと太陽系から脱出させるプロジェクトの責任者ジョウは、未来のために現在の人間を危険な目にあわせることに対する世間からの批判に悩まされていた。そんな中で月の地球墜落が迫り、多くの犠牲や代償が伴うなか、大切なものを守るための、そして地球と人類の存亡と希望をかけた最終作戦が始まる。

「流転の地球 -太陽系脱出計画-」は、ウー・ジン、アンディ・ラウ、リー・シュエチェンらが出演し、3.2億元(約65億円)の製作費で作られたSFエンタテインメント超大作。中国本土で初登場第一位となり、興収40億2900万元(約815億円)を突破。第96回アカデミー賞の国際長編映画賞中国代表作品選出された。

また、本作を一足先に鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■大森望(書評家、翻訳家)
前作を遥かに凌ぐ壮大なスケールと怒濤の迫力で描く「始まりの物語」。随所に原作者・劉慈欣のエッセンスが光る。

■笠井信輔(アナウンサー)
あの傑作東宝特撮「妖星ゴラス」に「アルマゲドン」と「2001年宇宙の旅」を足して「宇宙戦艦ヤマト」をふりかけたら危機また危機、大興奮!大迫力!のSFディザスター超大作になった。しかも泣けた。私は超好き。

■熊江琉衣(モデル・タレント)
SF好きには堪らないハリウッド顔負けの映像と大胆かつ緻密なストーリー。地球消滅危機というただでさえ大変な状況で、何度も訪れるピンチ…この絶望感が良い! そして推しのアンディ・ラウが出演するのでもうそれだけであと10回は観たいです。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
前作「流転の地球」とは比べものにならないほどの迫力と人間ドラマに溢れた“流転”な続編(プリクエール)。
2500万年もの遠未来へ投資できるか?我々の“今”を全て捧げるべきか?100年後の“絶滅”にどう向き合うか?“種”として生きるのか? “個”として生きるべきか? 未来に産まれくる子供たちに、我々は責務を負うべきなのか?いずれ人類はこの“流転”の決断をしなければいけない。

■お笑いコンビ ジャガモンド斉藤(映画紹介人)
将来的に太陽系が滅ぶので地球を動かして脱出する…。『妖星ゴラス』かと思ったら後半は『宇宙人東京に現る』だった!
膨大な情報量、怒涛の展開、大胆すぎる描写に、おそらくあのローランド・エメリッヒもびっくりでしょう。
全てがダイナミックな映画なので、観てキャパオーバーしてください。

【作品情報】
流転の地球 -太陽系脱出計画-
2024年3月22日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:ツイン
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