キャリア20年越え! 来月41歳のGKブラボ「若手選手がケガをするのだから僕がしないわけない。秘訣は…」

ベティスのGKクラウディオ・ブラボが、プロキャリアを長く続ける秘訣を語った。20日、スペイン紙『アス』が伝えている。

母国チリのコロコロでプロキャリアを始めた後、レアル・ソシエダ、バルセロナ、マンチェスター・シティ、ベティスと第一線を渡り歩いてきた守護神も、来月には41歳を迎える。今シーズンは公式戦9試合でゴールマウスを守っているが、ベティス加入後6度目となるケガを昨年11月に負ってからは、出場機会を得られていない。それでも今月、ブラボは強化試合に臨むチリ代表メンバーに招集されていた。

近年のフットボール界では、多くの選手がケガに泣かされている。スペイン国内に限っても、ガビ(バルセロナ)が膝に重傷を負い、ペドリ(バルセロナ)は負傷離脱を繰り返す他、昨夏にはダビド・シルバ(当時レアル・ソシエダ)がシーズン直前のケガにより引退を決断した。そうした中で、プロキャリアを20年以上も続けるブラボは「20歳や22歳の選手がケガをするのだから、41歳が近づいている僕がケガをしないわけないだろう。まったく、奇妙な話だよ」と前置きしつつ、「ケガは年齢とともにやってくるもの。もうすぐ41歳なんだ。正直、プレーするのは35歳頃までと思っていたけど、人生にはいろいろなことが起こる。僕が、ほぼ41歳になった今もここにいるようにね。ケガとうまく付き合っていくことも、このレベルでは当然のこと」と長寿の秘訣を明かした。

また、ブラボは「遠い地平線を眺めるのではなく、逆に日々を楽しむようにしているよ。何事にも明確な考えを持ち、自分の出番が来たとには貢献することを心がけている。ベティスに着いたときは1年の予定だったのが、6月には丸4年になるけど、ずっと、訪れた全てのチャンスにベストを尽くすことだけを考えていた。決して、出番は多くないかもしれないが、このポジションからやらなければならないときもあるんだ」と日々の姿勢がクラブからの信頼を勝ち取るとも語っている。

ベティスとの現行契約は今夏に満了を迎えるブラボ。“引退”の2文字がよぎる年齢はとうに迎えているが、来シーズンもピッチ上に同選手の姿があるのだろうか。

© 株式会社シーソーゲーム