愛犬との「おかえりの儀式」は避けるべき? 帰宅時に犬を興奮させない接し方

犬を留守番させたとき、帰宅時に熱烈な歓迎や「おかえりの儀式」で出迎えてくれるコもいますよね。

帰宅時の愛犬との触れ合いは愛おしい時間かもしれませんが、なかには犬が嬉しさから飛びついたり吠え続けるなど、大興奮をしてしまうコもいるそうです。

では、家に帰ったとき、待っていた愛犬に対してどのように接してあげるとよいのでしょうか?

「帰宅時に犬を興奮させない接し方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

「おかえりの儀式」で大興奮する犬たちもいる

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬と暮らしていると留守番をさせる機会もありますよね。

飼い主さんの帰宅によって愛犬との「おかえりの儀式」がルーティンになっているご家庭もあるかもしれません。

例えば、犬によってタイプは異なりますが、飼い主さんや家族の誰かが帰ってきたときに近くに来てくれたり、尻尾をブンブン振って挨拶してくれるコもいれば、人にピョンピョン飛びついたり吠え続けるなど、嬉し過ぎて大興奮したり室内で狂喜乱舞するコもいるようです。

このとき、犬の興奮度が高くなりすぎると人の帰宅時にうれションをしたり飛びつきや吠える習慣がついてしまうケースも考えられます。

帰宅時に犬を興奮させない接し方

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

人が帰宅した際に犬を興奮させない基本の接し方としては、

①愛犬が興奮しているかを確認する
②②愛犬が興奮している間は犬にかまわない
③5〜10分程度が過ぎて、愛犬が落ち着いている様子になったらコミュニケーションをとる
という流れがよいでしょう。

帰宅時に喜ぶ愛犬に対して注意すること

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

玄関を開けたり室内に入ったとき、愛犬は大喜びで嬉しさを表現してくれるかもしれませんが、大きな声を出したり、オーバーなリアクションで接することは犬の興奮を高める原因となってしまうため、飼い主さんも気持ちを抑えてクールに対応するようにしましょう。

どうしても愛犬と「おかえりの儀式」がしたい場合の注意点

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

愛犬との暮らしのなかで「どうしてもおかえりの儀式がしたい! 」「帰宅時の再会が1日のルーティンになっている! 」という場合は、犬に興奮する様子がみられたときの対応に注意するようにしましょう。

愛犬に飼い主さんとの再会が嬉しくて仕方ない様子がみられる場合は、それ以上テンションが高い状態にならないように一旦離れたりかまわないようにして、愛犬の心を落ち着かせてからゆっくりとふれあいの時間を作ってあげるとよいでしょう。

帰宅時は飼い主さんも嬉しい気持ちを抑えて、愛犬の興奮を高めないように注意してあげてくださいね。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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