大谷翔平の“メンタルサポーター”水原通訳 ギャンブル好きの「裏の顔」にネット衝撃

(写真:時事通信)

3月21日、大谷翔平(29)選手が所属するドジャースが、長年大谷の通訳を務めていた水原一平氏(39)を解雇したことを発表した。

ドジャースはAFPの取材に対し「球団は通訳の水原一平氏が解雇されたことを発表する。現時点でそれ以上のコメントはない」としたが、大谷の弁護士が所属する事務所は「大規模な窃盗の被害に遭った」と発表。

スポーツ専門メディア「ESPN」によると、水原氏はカリフォルニア州で違法とされるスポーツ賭博を行い、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)を送金したという。現在大谷らはメジャーリーグの開幕戦に参加するため韓国に滞在しているが、20日の試合後のクラブハウスにて水原氏が「ギャンブル依存症である」と告白したとも伝えている。

水原氏といえば、大谷が誰よりも信頼を寄せていた存在だ。

’18年10月25日号の『Number』の取材で、通訳のポリシーについて《僕はニュアンス重視で、なるべく翔平に伝わりやすい言葉を選んで伝えているつもりです》と答えていた同氏。

MVI(最優秀通訳)の称号を得るなど通訳としての腕も評価されているが、水原氏の公私にわたる献身的なサポートも称賛されている。大谷がことあるごとに口にしている「野球に専念したい」という環境を整えるべく、あらゆる面への気配りを欠かさなかったようだ。

「専属通訳となればインタビューや試合に同行するだけでなく、現地の店の情報や文化をリサーチするのも重要な仕事。銃社会であるアメリカではボディガードの役割も求められ、危ない地域には近づかないようアドバイスしていました。

また、大谷がチームになじめるように他選手や球団関係者への配慮も欠かさなかったようです。エンゼルス時代には選手内で流行っているゲームを大谷にも勧めたり、WBCで訪日したイタリア代表のフレッチャー選手のためにお寿司屋さんを紹介したりと交友関係もサポート。

大谷や球団もそんな水原氏に全幅の信頼を置いていたようで、キャッチボールを一緒にしたり、試合に出ない日はそばにいて一緒に見守る“メンタルサポーター”の役割も任せていたようです」(スポーツ紙記者)

先日、大谷が妻の素顔を初公開した写真には水原氏夫妻も映っており、家族同然の存在であることが窺い知れる。そんな水原氏が「ギャンブル好き」で「大谷のお金を使っていた」という一面を持っていたという衝撃的なニュース。SNSでは相次いで驚きの声が寄せられていた。

《水原さんからは全く想像もできない違法賭博って‥ギャンブルって怖い》
《最も信頼していた人に足元をすくわれるというのは巷ではよくある話ではあるけど、まさか大谷と水原一平の間でそんなことが起きるとは思わなんだ》
《誰よりも大谷さんのことを傍で支えていた貴方が、なぜ大谷さんに水をさすのか、悲しくて仕方ありません。なんでよ、っていう言葉しか出て来ないです》
《大谷は「お金」では買えない物を失ったと思います。これが事実なら本当に残念で仕方ありません。プロのメジャーリーガーだからと言ってメンタルが強いとは限りませんから、大谷の今シーズンの成績に影響がない事を心から願います》

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