【2024年】ホンダ N-BOXジョイの価格は180万円〜!? 2024年10月発売予定!

ホンダ N-BOXは新車販売台数一位を誇る人気の軽自動車です。2023年10月に新型が発売されましたが、現状は苦戦を強いられています。そこで、N-BOXにSUV風のデザインを取り入れた「N-BOXジョイ」の登場が待たれます。今回はN-BOXジョイの予想価格やデザイン、発売時期について、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説します。

N-BOXジョイ登場予定

人気軽自動車にSUV風の派生モデルが続々登場

2023年に販売された国内新車のうち、37%が軽自動車でした。これは、軽自動車が日本の自動車市場において高い人気を集めていることが分かります。

そんな軽自動車の上位3車種は以下のとおりです。

これらの車種はいずれも、すべて全高が1700mmを超え、後席側のドアがスライド式のスーパーハイトワゴンです。広い室内空間と使い勝手の良さ、多様な荷室アレンジ、燃費性能の高さなどが特徴です。これらにより。子育て世代や中高年層など、幅広い年代から支持を得ています。

(※)ダイハツの認証申請に関する不正問題により、タントの出荷が停止されています。2024年3月中旬の時点でも、同じ状況が続いていますが、タントの出荷も順次再開される予定です。

スズキやダイハツからはSUV風スーパーハイトワゴンが登場

タントファンクロス, スペーシアギア(コンセプトモデル)
タントファンクロス, スペーシアギア(コンセプトモデル)

近年、SUV風のデザインを取り入れたスーパーハイトワゴンも人気を集めています。スズキ スペーシアギア(※)やダイハツ タントファンクロスなどがその代表例です。

(※)スペーシアは2023年11月にフルモデルチェンジを実施しましたが、SUV風のスペーシアギアは遅れており、予約受注は2024年6月頃、発売は8月頃になる見込みです。詳細は以下のページをご覧ください。

そんな中、ホンダのN-BOXにはまだSUV風のタイプが用意されていませんでした。

N-BOXのSUV風派生モデル「ホンダ N-BOXジョイ」の発売は2024年10月頃

画像は新型N-BOX(奥が標準ボディ、手前がカスタム)

今年も軽自動車のSUV風の派生モデルが登場する予定ですが、ついにN-BOXにもSUV風のタイプが加わります。その名前は「N-BOXジョイ」で、2024年10月頃に登場する予定です。

新型N-BOXは、2023年10月に発売されましたが、メーカーや販売店からは売り上げが伸び悩んでいるとの話が聞かれます。

確かに、2024年1月の登録台数は前年比で12%減少し、2月は16%減少しました。比較対象となる前年の2023年1月と2月は先代N-BOXのモデル末期のため、登録台数は多くありません。

つまり、新型N-BOXへの乗り換え需要が思ったほど増えていない可能性があります。

このまま売れ行きが下がってしまうと、メーカーとしては問題となります。

新型N-BOX

そこで、N-BOXには効果的な販売促進策が求められました。その中でもN-BOXジョイの追加が重要な柱となります。

先ほども記載したとおり、N-BOXジョイは新型N-BOXの登場からおよそ1年が経過した2024年の10月頃に追加されると予想されます。その際には、新型N-BOX自体にも改良が加えられる可能性があります。

ホンダ N-BOXジョイの外観

新型N-BOX(標準仕様)

NN-BOXジョイは、N-BOXカスタムではなく、標準ボディをベースに開発されます。それは軽自動車やコンパクトサイズのSUVには、標準ボディの丸型ヘッドランプがよく似合うからです。

先にも述べたスズキのスペーシアギア、SUVタイプの軽自動車であるスズキ ハスラーとスズキ ジムニーも丸型ヘッドランプを採用して人気を高めました。また、スーパーハイトワゴンの軽自動車ある三菱 デリカミニも半円形のヘッドランプを装着して売れ行きを伸ばしています。

スズキ ハスラー, 三菱 デリカミニ
スズキ ハスラー, 三菱 デリカミニ

N-BOXジョイでは、前後のバンパーも形状が変更され、ボディの下部にはアンダーガード風の樹脂パーツが装着されるでしょう。

特に注目すべきは、SUVによく施される前後フェンダーへのブラックの縁取りです。

これがあるとSUVらしさが際立ちますが、全幅を軽自動車の基準である1475mm以下に収めるのは難しいです。

そのため、タントファンクロスや先代のスペーシアギアでは、フェンダーにブラックの縁取りはありません。

しかし、N-BOXジョイがこれを備えて登場すれば、SUVらしさがより強まるため、好調な売れ行きにも期待できます。ぜひ採用して欲しい装備です。

その他にも、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)が拡大される可能性があります。既存のN-BOXの最低地上高は145mmですが、N-BOXジョイでは少しだけ最低地上高が上がり160~180mmとなるかもしれません。

これにより、悪路の凹凸を乗り越えやすくなり、街中でも駐車場や道路の段差が大きな場所を安心して走行することができます。

さらに、ルーフレールを装着することで、キャリアなどの取り付けも容易になるかもしれません。ボディカラーも明るいオレンジやダークグリーンなど、新型N-BOXとは異なるアクティブな色合いも用意されるでしょう。

ホンダ N-BOXジョイの内装

新型N-BOX(標準仕様)のインパネ

内装の基本的なデザインや車内の広さはベースのN-BOXと同じですが、N-BOXジョイではSUVとしての使い勝手を向上させる変更が行われるでしょう。

シートに撥水加工を施したり、荷室に水洗いができる可能な樹脂を使用したりすることで、アウトドアでの荷物の積み込みが便利になります。

また、自転車を積んだ後の汚れも簡単に落とせます。

新型N-BOX(標準仕様)のシート, 新型N-BOX(標準仕様)の荷室
新型N-BOX(標準仕様)のシート, 新型N-BOX(標準仕様)の荷室

装備は基本的にベース車のN-BOXを踏襲されるでしょう。

N-BOXジョイには、そこに荷室にはランプが追加されたり、棚やネットを吊るための穴があけられたりと、趣味のスペースとしての使い勝手を向上させる工夫が加えられるはずです。

ホンダ N-BOXジョイのレビュー・評価

ここではN-BOXジョイのベースとなるN-BOXやトレンドをもとに予想し、評価しています。

ホンダ N-BOXジョイの予想価格

新型N-BOX(標準仕様)

N-BOXジョイには、通常のN-BOXなどと同様にノーマルエンジンとターボエンジンの両方が設定されるでしょう。価格はノーマルエンジンが180万円、ターボエンジンが装備を少し充実させた195万円と予想されます。

N-BOXカスタムにエアロパーツを装着する場合と比較して、価格を5~10万円安く設定することで、販売促進の効果を高めることが期待されます。

以上のように、N-BOXジョイはSUV風のアレンジを受けながら、N-BOXのお得なモデルとして位置づけられます。

今後、スペーシアギアが追加され、タントファンクロスの出荷も再開され、N-BOXジョイも登場するとなると、SUV風の派生モデルがさらに充実します。スーパーハイトワゴンの選択肢も広がり、選ぶ楽しみも増えるでしょう。

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【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:佐藤 正巳/茂呂 幸正/MOTA編集部】

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