花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中第二幕』 真、“魔力物質化の…呼吸”? 新技爆発に「“全集中”で全部持っていった!」

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第十一夜が3月18日(月)よる11時からTOKYO MX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海健人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

■夏休みの気持ち

第十一夜(話)のタイトルは「成長の夏、新技の夏」。夏休みに入ったロッツガルド中央学園。休みを利用して亜空へ帰還する予定の真(声:花江夏樹)だが、その前に冒険者ギルドのマスターであるルト(声:松岡禎丞)の元を訪れる。「一度に使える魔力の質力を増やしたい」と相談を持ち掛ける真に、「それ本気で言ってる?」と思わず吹き出すルト。

真の相談に思わず吹き出したルト

本来魔力は自分ではどうしようもない“才能”だが、魔力の最大値が上がっている真は、研究機関に知られると、強すぎて実験台として切り刻まれるレベルだという。そんな真に、ルトは一冊の古びたノートを渡す。それは魔力に関する修練書だという。

喜ぶ真を「商人なのに学生のように一生懸命だよね」というルト。すると誠は「それは学園が夏休みってのもあるかな。休みの前はいつもそわそわして、何をしようか楽しみで、なんか色々やる気になってきたってだけ」と笑顔。そんな真に「いいんじゃないかな。そうやって昔を思い出すのも。君の夏休みが素敵なものになることを祈ってるよ」と応援するルトであった。

エヴァ(声:井澤詩織)からおすすめの一冊を受け取った真

おすすめの本が見つかったとエヴァ(声:井澤詩織)から連絡を受けた真は、学園の図書館へとやって来る。渡された本は『魔力の物理干渉、その可能性について可視化の視点から』という知る人ぞ知る論文。魔力の運用に興味のある真のために、変わり種の本を用意したという。「確かに興味を惹(ひ)かれる内容です。またひとつ夏休みの目標が出来ました!」そう言う真に、「まるで学生のようなことをおっしゃるんですね」と笑いだすエヴァだった。

■翼人たちとの模擬戦

亜空に戻った真は、雑務に励んだり魔力の運用方法について学んだりと忙しくも充実した毎日を過ごしていた。あっという間に2週間が経ったある日、亜空の新たな住民である翼人たちと模擬戦をすることに。ハイランドオークやほかの種族と行われた模擬戦では、負け無しだという強敵を前に気を引き締めて戦いに臨む真。

翼人は空を飛べるため、上から集団でやってくるが、真の遠距離攻撃などで翼人たちはあっという間に全滅。真からは「はっきり言って空を飛べることに甘えすぎです!遠からずハイランドオークや他の種族も皆さんに圧勝するかと」といさめる。それを聞いたエマ(声:早見沙織)も「圧勝します!」と得意げな表情を浮かべるのだった。

新住人の翼人にライバル心むき出しのエマ

■亜空の住人たちによる新技発表会

エヴァからもらった本を読み、夜中に外で新たな戦い方の特訓を始める真。一晩中炎の魔法を打ち続け、集中するあまり最初は気を失いその場で朝まで寝てしまうくらいだったが、数日もすると、外にある魔力を活用して、論文に書かれていた“魔力の物質化”することに成功する。

痛さを感じず、体当たりで木を倒すことができた。その強度はかなりのもので、大けがを負うことなく女神たちと戦えるくらいだった。真は「亜空の仲間たちのためにも倒れるわけにはいかない。僕をしたってくれる誰かを巻き添えにするなんて、お断りだ」と険しい表情で固く決意するのだった。

巴(声:佐倉綾音)主催で亜空の住人たちによる新技発表会が開催され見守る真

さらにそれから数日後、従者・巴(声:佐倉綾音)の提案で亜空の住民たちによる新技発表会が開催される。巴が山からくり抜いてきた巨大な石に、従者・識(声:津田健次郎)が特殊な魔術を施したものに技をぶつけると、数値化された威力が表示されるという。

エマ、アガレスエマはハイランドオーク最高の魔術師でもある

1組目はハイランドオークのアガレスとエマ。普段は雑事ばかりのエマだが、ハイランドオーク最高の魔術師でもある。「遠慮なくいきます!任せなさい!」とエマがアガレスに強化魔法をかけ、武器で岩を叩(たた)くと78点という高得点が表示された。続くミスティオリザードは口から吐き出したエネルギー弾をぶつけて68点、エルダードワーフは作り上げた武器で岩を叩(たた)き70点、アルケーは65点、ゴルゴンは0点、翼人は20点と続いていき、大盛り上がりを見せる。

そして、森鬼のアクア(声:Lynn)とエリス(声:田中美海)は葉をまとったような特別コスチュームで登場し、決めポーズで必殺技『フローラルトリビュート』を放ち岩に氷の結界を張る。

森鬼のアクアとエリス

すると、文字で『破れるもんなら破ってみやがれ』と一同を挑発するエリス。ほかの種族たちが襲いかかっても、結界を砕こうとすると武器が凍り、壊れてびくともしない。巴も「わしでも破壊にしばらくかかりそうですな。結界としてはほぼ完ぺきかと」と褒めるが、真は「そうなの?」と“探索の界”で結界を探る。「え~誰も突破できないの~?」と調子に乗るアクアとエリスだったが、「全然完ぺきじゃないし。はい、突破したよ」と真に一瞬で突破されて驚く2人。真に「よ~く欠陥を考察しておくこと」と言われ、結界を解除されて落ち込む森鬼たちだった。

■エクストラステージ!?

真の記憶を保管庫を覗(のぞ)いていた澪

澪は真の記憶保管庫で見た戦隊ものにドはまり。エクストラステージと称し、フィギュアを参考にして作ったというヒーロースーツを披露。しかし…岩には何の反応もせずすぐに終了。続く識は、ランサーとの戦いを見据えてドワーフたちに作ってもらった剣の武器『ドラゴンスレイヤー』で、岩を真っ二つに切り裂く。「やるねぇ!識」と真が褒めると、「あんなもの当たらねばどうということも…」とやきもちを焼く巴。しかし「識だって巴と澪の背中を見て修練を積んでるんだ。うれしいじゃないか。目標にされるなんて」と真は巴に微笑むと、急きょ次はサプライズで真が登場。

毎晩練習していた、“魔力の物質化”を披露する真。それを見てどよめく一同。体の周りに高密度の物質化した魔力をまとっており、それが魔力の威力をあげて強靭(きょうじん)な鎧(よろい)にもなるという。そのまま岩にむかって拳を振り上げると、岩は爆風と共に地鳴りを伴いながら粉々に砕け散った。「えっと…感想は?」と聞く真に、巴の叫び声が…「なんじゃこりゃ~~!!」

遠くから、真が岩を破壊した粉塵(ふんじん)を見上げる何者かがいる…。「すさまじき力の本流…。あれは我らをおびやかす者か…」「さて、いずれにしても静観はできぬであろうな…」そうつぶやく者の正体とは…?

夏休みの中、真と亜空の住人たちがゆっくりと触れ合う姿に、視聴者からは「亜空でのお話は和やかだし、みんな他種族だけど仲良しで見てて楽しい」「こののんべんだらりとした空気くせになる!」などと、真と亜空の住人たちの和やかな生活に癒しの声が。

真の更なるパワーアップには「自分のレベルアップに前向きな真がよかったです!」「すでに強いのにもっと鍛えて頑張るの素敵よね」「若様の本気…これをずっと待ってた」「今回生み出した攻防一体の新技を早速次回使用することになるのか気になる!」「最後の最後で、全集中で全部持っていった!」などと、真の新技が次の展開にどう絡んでいくのか、期待する声があがっていた。

『月が導く異世界道中 第二幕』次回は3月25日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレほかにて放送予定。

作品キービジュアル

『月が導く異世界道中 第二幕』公式HP
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画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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