「燃料費高騰。鉄道を持続的に続けていくためには輸送サービスの改善というのが欠かせない。そういった観点から運賃改定についても検討せざるをえない」(JR北海道 綿貫泰之 社長)JR北海道の綿貫社長は21日の会見で運賃の値上げを検討していることを明らかにしました。値上げ幅や時期については「今話せることはない」としています。JR北海道は2015年度から8年連続で赤字を計上。
JR北海道の経常損益
新型コロナの影響で2020年度は過去最大の438億円の赤字でした。3月15日には国から経営改善を求める2度目の監督命令が出されています。運賃の値上げが実施されれば、平均11.1%値上げした2019年10月以来です。3月末をめどにまとめる次期中期経営計画に運賃改定の検討方針が盛り込まれる見通しです。