上海市浦東新区の観光地、周浦花海生態園を散策する人たち。（2023年10月21日撮影、上海＝新華社記者/陳愛平）
【新華社北京3月21日】中国の政策銀行の一つである中国農業発展銀行はこのほど、「長江デルタ地域（上海・江蘇・浙江・安徽1市3省）一体化の質の高い発展に対するハイレベルなサービスへの関連措置に関する意見」を発表した。長江デルタ一体化地域戦略の実施を加速させ、1市3省の各支店が質の高い発展で新たな成果を上げるよう求めた。
意見は主要職責と主要業務に焦点を当て、「六つの分野」（国家食糧安全、貧困脱却の成果と農村振興の効果的なマッチング、農業の現代化、農業農村建設、地域の協調的発展、エコ文明建設）への貢献を基本に、「四つのブランド」（食糧銀行、水利銀行、農地銀行、環境配慮型のグリーン銀行）を重点的に打ち立て、「五つの主要な任務」（フィンテック、グリーンファイナンス、金融包摂、養老金融、デジタルファイナンスの促進）を着実に実施し、長江デルタ一体化のブランドの特色の構築を推進するとした。
同地域の各支店はここ数年、農業発展銀行全体の質の高い発展と国家戦略への寄与において、ますます大きな作用を発揮し、貸出残高や累計貸出額、貸出純増額が全体に占める割合は上昇傾向にある。同行は2023年、長江デルタ地域に5961億元（1元＝約21円）を貸し出し、23年末時点の貸出残高は年初比2377億元純増の1兆5868億元となり、同行の全貸出残高に占める割合は23％になった。
