Travis Japan・吉澤閑也が「リモートシェフ」新MCに就任。「見てくれる方も料理を好きになってくれたらうれしい」

吉澤閑也Travis Japan)が、BSフジで4月21日から放送枠を移動&リニューアルする「リモートシェフ」(第3日曜午後5:00)にMCとして新加入する。チェアマンの小山薫堂、進行の内田嶺衣奈アナウンサーと共に番組を盛り上げる吉澤が、初回収録を終えて、心境を語った。

「リモートシェフ」は、パンデミックを経験した世の中で、料理人という職業に新たなスタイルを生み出すべく、2021年4月にスタート。シェフが作り手にリモートで料理を伝授し、与えられた時間内で料理のコツをいかにうまく伝えられるかを競う。シェフ同士の対決でありながら、家庭で作ってみたくなる本格レシピやプロの技が満載の料理番組だ。包丁を握らず、食材を触らずに、「人に伝える力」だけでおいしい料理を作り出していく。

「モニター越しから人々に、料理を作る楽しさ、おいしさを伝えることができるシェフこそ、次世代に必要とされるのではないか?」というコンセプトの下、若手から巨匠まで、さまざまなシェフが登場。毎回2人のシェフがそれぞれ、1人のクッカーにモニター越しでレシピを指示する。制限時間30分以内で料理を作り上げ、その出来映えを審査される。

放送から3年を迎えたこの4月、番組内容をリニューアル。放送時間を変更し、対決の模様を1時間で全編放送する。また、対決は8人のシェフによるトーナメント戦に変更。イタリアン、フレンチ、タイ料理、ラーメンなど、これまで番組に出演してきた多ジャンルの一流シェフたちが、再びリモート対決に挑む。「リモートシェフ」で勝利を収めた経験があるメンバーが、過去の対決の経験を生かして、料理の作り手となるクッカーにうまくレシピを伝えることができるのか? そして、半年にわたって行われるトーナメント戦で王者になるのは誰か!?

番組の新MCに決定した吉澤は過去にクッカーとして登場し、リモート指示のみで初めて魚をさばき、シェフのレシピを見事に再現した。当時の放送は大きな反響を呼び、吉澤自身も新たな料理の技を学びながら絶品料理を作り上げるクッカーとしての喜びを語っていた。そんなクッカーの想いを知る彼が、シェフや審査員とは違う新たな視点で新MCに就任。

初回の収録を終え、吉澤は「本当に緊張しました。MCとして、自分がどういう役割を求められているのか、番組の雰囲気を感じて考えながら挑みました」と明かし、「僕がクッカーで出演させていただいた時には手が震えしまって…。普段、人前で料理をすることがない中、審査をされるというプレッシャーもあり、怖さで大変でした。でも、あの時の経験を通して、あらためて『料理って楽しいな』と感じましたし、その楽しさをたくさんの方にも知ってほしいと思いました」と振り返った。

さらに、「今後出演されるクッカーの方でも、料理が得意な方・得意じゃない方、どちらもいらっしゃると思うんですが、この番組はどんな方でも作れる料理がいっぱい出てきます。クッカーの方の挑戦を通して、見てくれる方も料理を好きになってくれたらうれしいです。番組を見るということだけではなく、見た後に『自分でも作ってみよう』と思える、二つの楽しみを味わえる番組だと思うので、皆さんに楽しんで見てもらいたいです!」とアピールした。

また、チェアマンの小山は「番組を立ち上げた時は、リモートのやりとりで起こるハプニングや、調理のドラマ性が番組の面白さにつながるのではないかと思っていました。でも、いざ放送が始まってみると『身近な食材でこんな料理ができるんだ』という発見や、『料理人ではない人が作っても、こんなにおいしいものになるんだ』という感動が、この番組の面白さだと気付きました」と、これまでの放送を通して感じたことを伝える。

加えてリニューアルにも触れ、「今回からトーナメント戦になり、シェフたちも勝ち続ける喜びや負ける悔しさを、これまで以上に強く感じるのではないかと思います。それが番組の緊張感やワクワク感につながってくるのではないかと思うので、ご覧いただく方にはその部分も楽しんでもらいたいです。そして、MCとして新たに加わった吉澤さんはクッカーの経験もあり、作り手の気持ちもよく分かる方だと思います。作る側の視点からシェフたちの戦いを見つめ、番組に花を添えていただけたらうれしいです」と期待。「『リモートシェフ』という店を持たない新たな料理人のスタイルが、職業として成立すると思いましたし、番組としては今後もその確立を最終目標として目指していきたいです」と語っている。

リニューアル初回となるトーナメント戦・初戦は、東京・南青山のイタリアン「リストランテ アクアパッツァ」シェフの日髙良実氏と、東京・広尾のラーメン「GENEI.WAGAN」のシェフ・入江瑛起氏が登場する。クッカーを務めるのはプロフィギュアスケーターの村上佳菜子。

先日結婚をしたこともあり、家庭でも頻繁に料理を作る機会があるという村上は、おしゃれな料理や、素早く料理を作るテクニックを学びたいと話す。シェフとうまくコミュニケーションを取り、レシピを再現できるのか。そして、トーナメント戦・最初の勝者はどちらのシェフになるのか?

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