円下落、一時151円台 日米の金利差を意識

 休日明け21日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=151円24銭を付けた。日銀は19日、17年ぶりの利上げを決めたが、緩和的な金融環境を続ける方針を示したことで、日米の金利差がすぐには縮まらないとの見方から円を売ってドルを買う動きが優勢となった。

 午後5時現在は休日前の19日と比べて97銭円安ドル高の1ドル=151円22~24銭。ユーロは2円17銭円安ユーロ高の1ユーロ=165円26~30銭。

 鈴木俊一財務相は21日、記者団の取材に「高い緊張感を持って(為替の)動きを注視している」と警戒感を示した。

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