メッセンジャー黒田、生前葬の執行に「明るく葬式もいいなって」

朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の好演で改めて注目を集め、54歳にして「第2期黄金期」という人生の節目を迎えているメッセンジャー・黒田有。そんな黒田の旧知の先輩・東野幸治が発起人となり、黒田が元気なうちに感謝の気持ちを伝える「生前葬」の模様が、3月24日に放送される。

『発起人・東野幸治。黒田有のありがとう生前葬』放送カットより(C)ytv

番組では、2月18日に「COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール」(大阪市中央区)でおこなわれた模様を放送。『黒田有のありがとう生前葬』と題し、フリーアナウンサー・神田愛花や月亭八光、ケンドーコバヤシらといった、黒田と親交のある有名人が大集結した。

出演中の朝ドラ『ブギウギ』のBGMが響くなか、籠に乗って運ばれ登場した黒田。ステージに上がるや否や東野と息ピッタリのフリートークを繰り広げた後、牛乳パックによって作られた座席に誘導される。「黒田家には母が作った牛乳パック製の椅子があった」という有名な黒田の幼少期エピソードをイジる番組セットに、2人はさっそく大盛り上がり。

参列者の神田は、黒田と初共演時について「この方がどうしてテレビに出ているのか分からなかった」、ケンコバも黒田との初対面エピソードを明かし、序盤から黒田をイジリ倒す。またくっきー!は未来から来たビフ・タネンとして登場し、芸風さながらカオスすぎる写真を公開し、会場をザワつかせる。

その後は『ブギウギ』で共演した趣里、水上恒司からもビデオメッセージが届く。趣里からは体を心配してお弁当を作ってきてくれたとのエピソードが、水上は「もうすぐ死ぬと思うけどそれまでに標準語で僕とお芝居してあの世に逝ってもらえたら」と愛のあるイジリを炸裂。黒田の人生を振りかえるコーナーでは、黒田の裕福ではなかった幼少期を生芝居で披露し、そしてVTRでは2009年に起こった事件の話題にも及ぶ。

■ 黒田「生前に明るく葬式も良いなって」

収録後、黒田は「当初『生前葬をやりましょう』と言われたときは、テレビ局のスタジオ収録でオモチャにされるんだろうなと思って引き受けたんですけど、まさかのホールでの開催で、それも先輩から後輩、芸人以外の方まで錚々たる方々に来ていただいて。こうやって生前のうちに明るく葬式をしてもらうのも良いな、というのが率直な感想ですね」と明かした。

続けて。「もし番組の評判が良かった時に第2弾があれば、とは思いつつ僕ばっかりが生前葬をしてもらう訳にもいかないので(笑)、違う人の生前葬に次は参列者として参加してみたいです」との願望も。この模様は3月24日・昼3時半から放送される。

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