「何て賢いねこさんだ」 飼い主さんのあとを追ってトイレに入った猫 自力でドアを開けて脱出を試みる姿に2.8万人仰天

引用元:@zatazataさん

「人がトイレに入ってるところに押し入って来て、飽きたので出て行こうとしている猫」

そんなコメントが添えられた写真には、二足立ちをしながら体をぐーんと伸ばし、左前足でドアノブをつかむ猫の姿が写っています。どうやら飼い主さんのあとを追って、一緒にトイレの中へ入ったものの、暇を持て余して外に出たくなったようです。

まるで小さな子どものような姿に、2.8万人が釘付けに。リプライ(返信)や引用リポストには「何て賢いねこさんだ」「こういう猫の身勝手さをぼくは愛している」「この姿勢、なんか進化してませんか、生き物として……そのうちしゃべり出すのではないかと」「手慣れてるねぇw」など、夢中になる声が寄せられています。

1歳頃からトイレのドアを開けるようになったどろぼうひげくん

引用元:@zatazataさん

今回の主役は、Xユーザー@zatazataさんの愛猫で13歳の元保護猫「ゆき」くん。SNS上では、鼻の下にヒゲのような模様があることから「どろぼうひげ」くんというニックネームで呼ばれています。

どろぼうひげくんは、人懐こく甘えん坊、とてもアピールが上手な男の子です。ごはんがほしいときは、テーブルの上にある物を落として、飼い主さんの気を引くこともあります。

この日、飼い主さんがトイレに入ると、どろぼうひげくんがドアを開けて入って来ました。ところが、飼い主さんの顔を見て、しばらくすると満足したようです。どろぼうひげくんは、二本足で立ち上がり、ドアノブに左前足をかけてドアを開け、トイレから出て行こうとしました。

飼い主さん:
「うちのトイレは鍵をかけていても、外からハンドルをガチャガチャすると開いてしまいます。どろぼうひげは、このトイレのドアを開けるのがとても上手。昔からこうしてトイレについて来て、1歳頃にはドアを開けられるようになりました」

どろぼうひげくんが、トイレについて来る頻度はまちまち。平均すると月1、2回くらいのようですが、飼い主さんにもトイレについて来る理由ははっきりとわからないそうです。

飼い主さん:
「初めてトイレに入って来たときは、『あれ、鍵をかけ忘れたかな?』とびっくりしました。甘えん坊なので、飼い主の顔を見たいだけ、あるいは中で何をしているのか気になるだけなのではないかと思います」

この後、どろぼうひげくんは、見事にドアを開け、トイレから出て行ったそうですよ。

どろぼうひげくんとシマシマくん 一緒に過ごすにぎやかな日々

引用元:@zatazataさん

飼い主さんのおうちには、どろぼうひげくんのほかに、同じく元保護猫の男の子で13歳の「ダンテ」くんが暮らしています。SNS上のニックネームは「シマシマ」くん。長らく「猫と暮らしたい」と考えていた飼い主さんは、先にシマシマくんをお迎えし、「1匹では寂しそう」と感じたことから、どろぼうひげくんもお迎えしました。

2匹は、血の繋がりはないものの、本当の兄弟のように仲良し。飼い主さんのXでは、顔を寄せ合ってくつろぐどろぼうひげくんとシマシマくんのショットが公開されています。

飼い主さんによると、トイレのドアを開けることができるのはどろぼうひげくんだけ。シマシマくんは、開けることはできないそうです。

飼い主さん:
「シマシマは、どろぼうひげが私のあとをついてトイレに行っても気にせず、いつも通りのんびりと過ごしています」

どろぼうひげくんとシマシマくんを家族に迎え入れ、にぎやかな日々を過ごしている飼い主さん。改めて、“猫と暮らす魅力”についてうかがいました。

飼い主さん:
「猫は人間の顔色をうかがうようなところがなく、ひたすらマイペース。自分がしんどいとき、猫がいつも通りのんびりしているのを見ると、穏やかな気持ちになることができて、とても癒やされます。また、自由気ままなところも魅力のひとつです」

器用などろぼうひげくんんと、おっとりとしたシマシマくん。また、ユニークなショットをたくさん披露してほしいですね。

写真提供・取材協力/@zatazataさん/X(旧Twitter)
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取材・文/佐東みかん

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