犬猫の不妊・去勢手術の実施率とその費用についてもご紹介
飼い主さんの頭に座る猫ちゃん。面白かわいい姿がX(旧Twitter)で注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@torotolo106106」さん。
当ポストには2024年3月13日時点で280件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、犬猫の不妊・去勢手術の実施率とその費用についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
猫様に踏まれる飼い主さん……ほほえましい一コマが話題に
「踏まれる下僕とうちの猫様」というコメントとともに投稿されたのは1枚の写真でした。
そこに写っているのは、布団で横になる飼い主さん。頭の上には、1匹の猫ちゃんがお行儀よく座っています……!
話題になっているのは、猫の「とろ」くん。凛々しい表情を浮かべながら、静かに佇む姿からは貫禄が漂いますね。写真を眺めているだけでも、とろくんの手足の温もりが伝わってくるようです。
何食わぬ顔で飼い主さんを踏むとろくんですが、実は飼い主さんの「肩の上」で眠るといった、甘えん坊な一面も。
頭の上に座っているのも、もしかすると飼い主さんに甘えているのかもしれませんね……!
ペットの不妊・去勢手術の実施率は?どのくらいの費用がかかる?
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
ペットを飼ったばかりの人や、これから飼いたいと思っている人にとって、重要な関心事項が「不妊・去勢手術」という人もいるかと思います。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、犬猫の不妊・去勢手術の実施状況についてアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
猫8割、犬半数以上が不妊・去勢手術を受けている
【猫飼育者】現在飼育しているペットの不妊・去勢手術の有無
集計ベース:現在犬猫各飼育者 アンケート人数782
※猫の場合:、野良猫・地域猫給餌あり含む
- 不妊・去勢の手術を受けている :78.8%
- わからない:7.5%
- 手術を受けていない:13.7%
【犬飼育者】現在飼育しているペットの不妊・去勢手術の有無
集計ベース:現在犬猫各飼育者 アンケート人数1041
- 不妊・去勢の手術を受けている :55.3%
- わからない:4.8%
- 手術を受けていない:39.9%
調査の結果、猫では約8割、犬では約半数以上の飼い主が、不妊・去勢手術を行っていることがわかりました。
不妊・去勢手術の費用は犬と猫で5000円の差
続いて、不妊・去勢手術の全国平均額を見ていきましょう。
日本獣医師会が2021年に実施した調査「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果(令和3年度)」によると、不妊手術診療料⾦中央値は以下のような結果になりました。
- <不妊手術> 猫去勢:1万2500円(中央値)
- <不妊手術> 犬去勢:1万7500円(中央値)
個体差や地域差もありますが、全国平均の中央値で比較すると、猫の手術費用は1万台前半、犬の手術費用は1万円台後半となりました。
不妊・去勢手術は、飼い主が責任をもって考えよう
犬や猫に、子供を産ませるつもりがない場合、また、もし生まれてきても、その小さな命に責任が持てない場合は、飼い主が不妊・去勢手術をすることが大切です。
また、子供が生まれたものの、もし飼うことができない場合は、新しい飼い主さんを見つけるなど、最後までその命に責任をもちましょう。
命ある動物の一生について、その面倒をみる覚悟が必要ですね。
「猫に踏まれるって最高……!」多くの反響がありました
とろくんと飼い主さんのほほえましいワンシーンは、Xで大勢を癒したようです。
ポストにはたくさんのいいねや「神々しい!笑」「真剣なまなざし……素敵です」といったコメントが集まりました。
それらに対して飼い主さんも「猫に踏まれるって最高…!」「下僕を踏むというお仕事を、真剣になさっている(笑)」といった楽しい返信をされるなど、ポストは賑わっています。
踏まれる下僕とうちの猫様 pic.twitter.com/YZeFbQu3j2
— とろ、おにく (@torotolo106106) March 12, 2024
とろくんは、弟分の「おにく」くんと同居しています
2匹の猫ちゃんと暮らす投稿主さんに、お話をうかがいました。
――普段はどのような子ですか?
「とろ」は甘えん坊です。食いしん坊な「おにく」と一緒に暮らしていて、おにくはとろのことが大好きなお兄ちゃんっ子です。
――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?
おやつの入っている箱を開けるだけで一目散に飛びついてきます。
飼い主がキッチンに立つと「おやつを貰える」と勘違いして、足元にスリスリしておねだりしてきます。
――自慢のポイントは何ですか?
とろは、普段は「きゅるん」としていて可愛いですが、たまに見せるあくびやおやつのときの豹変ぶりが魅力だと思います。
――その他、記事の読者の方にアピールしたいポイントはございますか?
とろは鼻と肉球がピンク、おにくは鼻と肉球が茶色。そんな2匹は「揃ってお腹が白いところ」がチャームポイントです!
似ていないようで似ている2匹を、今後ともよろしくお願いします。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @torotolo106106
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」
- 公益社団法人 日本獣医師会「小動物診療料金」